レンズ一体型カメラの販売は4月後半から前年の30%前後で推移

BCN+Rに、今年に入ってからの1週間毎のレンズ一体型デジタルカメラの販売数量にデータが掲載されています。

縮小のレンズ一体型カメラ市場、コロナが追い打ち

  • レンズ一体型デジタルカメラの市場はスマートフォンの普及などが要因で縮小している。販売数量伸び率(前年同週比)は週を追うごとに悪化し、ここ最近では新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するための外出自粛が、縮小に追い打ちをかけている。
  • 2020年の1月1週から5月1週までの伸び率をみていくと、1月1週は80.3%と約2割減で始まっている。その後週を追うごとに伸び率は悪化、レンズ一体型カメラの需要が減少していることが明らかだ。
  • 2月末に新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、様々な行事が中止や規模縮小を余儀なくされた。3月4週の伸び率はついに50%を割り込み、4月3週以降の伸び率は3割前後で推移していることが家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。

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同じBCN+Rで、ミラーレスカメラの販売台数が前年同月比で約1/4に減少しているという記事がありましたが、コンパクトカメラの販売状況も似たようなもののようで、4月の後半からは前年の25~30%程度になっていますね。

5月2週以降のカメラ市場がどうなるのか気になるところで、大都市圏の外出自粛が続く中ではV字回復は難しいにしても、そろそろ底を打って反転して欲しいものです。