ソニーがα7S II 後継機の今夏の発表を明言 [内容更新]

DPReviewのインタビューで、ソニーのゼネラルマネージャーがα7S II 後継機の発表時期についてコメントしています。

Exclusive: Sony confirms a7S II successor this summer

  • (α7S II の後継機は登場するのか?それともSシリーズはα7 III やα7R IVに取って代わられたのか?)
    プロの動画コンテンツのクリエイターから多くの要望を受け取っているが、この夏の後半にα7S II の後継機が発表されることを確認している。現在、我々はこの新型カメラの発売に注力している。このカメラはセンサーを含めて完全な新設計となっており、すべてが新しくなっている。我々の新機種が、顧客の要望を満たすものと確信している。

    α7Sの「S」はもともと「感度(sensitivity)」を意味していたが、現在では画質や表現の上での「至高(supreme)」を表すべきだと考えている。このカメラはとても大きな画素を採用しており、多くのプロやハイアマが楽しめるカメラになるだろう。

  • (α7S II ユーザーからの主要な要望は何か?)
    主に4K60pや10ビット4:2:2の動画だ。

  • (多くのコンシューマ機にRAW動画が採用されているが、必要だと思うか?)
    RAW動画に一定の需要があることは認識している。我々の顧客には多くのプロが含まれるので、これらの人達にRAWデータでの記録機能を提供できるように努力している。

  • (次の技術的な大きな飛躍は何だと思うか?)
    瞳AFや動物AFなどのAI技術に多くの投資を行っているが、レンズのAFモーターも非常に重要で、将来に向けて多くの投資を行っている。

  • (新型コロナウイルスのカメラ事業と写真業界への影響は?)
    中国とタイと2つの製造拠点があるので、供給と物流の問題は解決しているが、需要は減少している。中国は需要が回復してきているが、他の地域では状況が異なっている。とは言え、長期的には心配していない。

  • (市場でのソニーの最大のチャンスはどこにあると思うか?)
    動画は大きなチャンスであり、そしてフルサイズ機だ。特に中国ではフルサイズのミラーレス市場が拡大している。フルサイズミラーレスと動画だ。現在、動画の需要は世界中で高まっている。

 

ついにソニーがα7S II 後継機の登場時期を明言しました。噂ばかりが先行してなかなか登場しなかったα7S II 後継機ですが、今度こそ本当に登場しそうですね。

α7S II 後継機はセンサーを含めて全体が完全な新設計と述べられているので、センサーのみならず、ボディの操作性や外観も変わってきそうで、どのようなカメラに仕上がるのか楽しみです。

[追記] α7S II後継機以外のインタビュー項目を追加しました。