オリンパスが映像事業を分社化してファンドに譲渡 [内容更新]

オリンパスが、「映像事業部の譲渡に関する意向確認書の締結について」という文書を公式サイトで公開しました。

映像事業の譲渡に関する意向確認書の締結について(PDFファイルです)

  • 本日、オリンパス株式会社と日本産業パートナーズ株式会社は、 オリンパスの映像事業を新会社として分社化し、オリンパスからJIPが管理・運営その他関与するファンドに対して譲渡することに関する意向確認書を締結いたしましたので、お知らせいたします。

    極めて難しいデジタルカメラの市場環境に対応するために、収益構造の改善を図ってまいりました。しかしながら、オリンパスの映像事業は2020年3月期まで3期連続で営業損失を計上するに至っています。

    このような状況において、オリンパスは、よりコンパクトで筋肉質且つ機動的な組織構造とすべく映像事業を分社化し、JIPのもとで事業を展開することが、映像事業の自律的かつ持続的な成長を実現し、オリンパスの製品を愛好するお客様への価値提供と、そのために働く従業員にとって最適であると判断し、本取引の実現に向けてJIPと意向確認書を締結するに至りました。

    本取引は、グローバルの映像事業を対象にしており、映像事業の分社化及びJIPへの譲渡後も、新会社が構造改革後の研究開発・製造体制を維持し、引き続き高品質かつ信頼性の高い製品を提供し続けます。また、オリンパス製品のカスタマーサポートを継続いたします。

最近、オリンパスの社長がよく映像事業の売却を示唆するようなコメントをしていましたが、どうやら本当に事業売却されるようですね。今後、オリンパスのカメラシステムがどのような扱いになるのか、とても気になるところです。

[内容更新] 正式発表されたので、ソースを新聞記事からオリンパスの公式文書に変更しました。