・Who Has The Best Image Stabilization? GH5 vs X-T4 vs E-M1 III vs A6600
(以下、Fuji Rumorsの要約より)
- Imaging ResourceはGH5、X-T4、E-M1 Mark III、α6600の4機種でボディ内手ブレ補正の性能を比較している。X-T4は、ボディ内手ブレ補正を改善する新しいバージョン1.02のファームウェアが適用されているのか不明だ(アップデート:新ファームが適用されていないことを確認した)。
- 結果を手短にまとめると、2つのm4/3カメラがトップで、X-T4が意外にもm4/3によく迫っており、α6600は明らかに後れを取っている。以下は、動画の内容のまとめ。
- 手持ちのパンニング - 24fps:全ての機種が比較的上手くこなしている。しかし、ソニーは他の機種に劣っている。
- 滑らかに動く自動車 - 24fps:全てのカメラが上手くこなしている。
- 徒歩での散策 - 24fps:パナソニックGH5が最も滑らか、次いでオリンパスE-M1 III。(FujiRumors注:それ以外はコメントされていないが、動画からはX-T4がかなり良好に補正されていることと、α6600が最も悪いことが見て取れる)
- 自転車に乗って自転車を追いかける - 60fps:GH3、E-M1 III、X-T4は全てよい仕事をしている。ソニーはまずまずだが、この中ではワーストだ。
- ガタガタ揺れるゴルフカート(舗装路) - 24fps:1位はE-M1 III、2位はX-T4、3位はGH5、4位はα6600。
- ガタガタ揺れるゴルフカート(舗装路) - 60fps:E-M1 III、GH5、X-T4は上手く補正されている。α6600は上下の動きをあまり補正できていない。
- ガタガタ揺れるゴルフカート(凸凹のある橋)- 60fps:1位はE-M1 Mark III、2位はX-T4とGH5、3位はα6600
- ガタガタ揺れるゴルフカート(凸凹のある橋)手持ちではなくカートにカメラを固定 - 24fps:どのカメラも大きな段差への対応に少し問題がある。1位はE-M1 IIIで明らかに最も滑らかだ。2位はX-T4とGH5、3位はα6600。
- 総合成績:
1位 オリンパスE-M1 Mark III
2位 パナソニックGH5(歩きながらの撮影ではベスト)
3位 富士フイルムX-T4(手持ちパンニングや車載のシーンでは良好だ。徒歩ではm4/3カメラに及ばないが、それでも実用的だ)
4位 ソニーα6600(滑らかに動かせばパンニングだけは対応できるが、少しでもガタガタ揺れると画像が飛び跳ねる)
動画を見ると、E-M1 Mark III はどのような状況でも良好に補正されていて、総合的には文句なしの1位ですね。
GH5とX-T4は状況によって得手不得手がかなりあるようで、得意な状況はE-M1 Mark III 並みに効くものの、苦手な状況ではかなりブレが目立つようです。α6600は動画で使うには全体的に手ブレ補正効果が弱いという印象です。
ナイトメア
これはすごく参考になりました。
X-T4が新しいファームウェアではなかったのが残念ですが、更新すれば今回よりもさらにいい結果が得られると期待できますね。
手ぶれ補正効果もそうですが、はからずも画質の比較にもなっていたのではないかと思います。
手ぶれ補正が重要といってもアクションカムではないですし、本格的に撮影するならどうしてもジンバルやステディカムを用意することになります。
そういった選択肢がある中で、ボディ内手ぶれ補正にどこまで期待するか。
参考になる動画でした!
つくね
α6600を使用中ですが確かに手ブレはかなりいまいちです。
ジンバル使用時もジンバル歩きを意識しないとぶれますね・・・
電卓
これは、使っているとなんとなく分かる結果です。
ソニーには、改善してほしいところですね。
カタスマー
やはりセンサーサイズ順ですか。
ただ、ソニーはこの分野が苦手なようですね(小型化優先のため?)
オリンパスのこの技術は是非とも流出させないで欲しいですね。
逆にFujifilmは小型化しつつクオリティの高い手ぶれ補正を完成させてきましたね。
R2-CO2
α6600は残念ですね。
ただこの中ではM4/3機よりも小さく軽くAPS-Cセンサーなので物理的に考えても一番効きが弱くても納得といったところでしょうか。
α7系の筐体でAPS-Cセンサーでフルサイズ用のIBISだったりするとどうなのか。
E-M1 IIIは長年IBISを搭載してきたオリンパスの技術力が窺える結果ですね。
アリソン
この結果を見るとよく噂されているα7000?などはフルサイズの筐体に強力な手ぶれ補正を期待したいですね。
ふく
ソニーはAPS-Cに限らずフルサイズでも手振れ補正が弱く感じます。
やはりボディを小型にまとめようとするとアクチュエーターも大きくできず補正効果は弱まってしまうのでしょうか。
とはいえ、フルサイズでも協調で8段に到達する時代なのでソニーが黙って見ているわけない、面白いものを投入してくれると期待しています。
CR
ソニーの手ブレ補正は、実質的に静止画用ですね。動画用の効果的な手ブレ補正も作れるけれど、本気出していない状態だと思います。
AF性能がダントツなので2年くらい前に他社製カメラはすべて処分してソニー一択にしたのですが、最近動画撮影が増えてきて、パナソニックや富士に浮気したくなっていたところです。
レンズマウントを増やすデメリットを考慮して、ジンバルや動きのスムーズな動画用三脚を購入したり、動画編集ソフトの手ブレ修正機能で我慢しているところですが、そういった部分からシェアを奪われるので、ソニーには動画用手ブレ補正に本気を出してほしいです。
60Dもち
こういう比較は面白いですね
同条件で実用的な範囲での調査は参考になります。
APS-CなのでX-T4とα6600が不利なのかなと思ったら、
意外にもα6600が極端に悪いんですね。
あまり手振れ補正の具体的技術アピールというのは聞いたことが
無いので分かりませんが、何か決定的な手振れ補正方式の違い・・
などがあるんですかね?
めんしす
ソニーのボディ内手ブレ補正は静止画でも酷評されてること多い印象です
レンズにOSSついてる物多いのであんまり気にならないですけど
ぽち
EM-1いいですね、さすが評判通り
静止画でもこういった評価見てみたい、手ぶれ補正の効果ってあまり比較検証されないですよね
英國紳士
以前、A6600とA6500とIBISの効き具合を試しましたが、同じ5段分だからかあまり大差を感じませんでした。
A7Riiiと比べると5.5段分だからか少し効きの違いは感じられますが、他社のIBISが頑張っているという印象は私も少なからず持っています。
使い続けて慣れてしまったからか、私の場合は特に不自由はしてないのですが今後も発売されるであろう更に優れたAPS-C機も買い替えしていくと考えていますので、改善というか進化を感じさせて頂きたいです。
オールドマン
αは全体的に良くないですね
オリンパスに比べてセンサーサイズの大きさで
技術的に難しいんだと思ってましたが
中判のGFXより効かないので言い訳出来なくなった感じですね…
miwa
α6600が他3機種と変わらない大きさ、重さならともかく、一回り小さく、軽いですからね。
何を「売り」にするか、優先度、思想の違いでしょう。
昔の人
動画はあまり撮影しませんが、E-M1Ⅲがピカイチとはさすがオリンパスさんの手振れ補正は強力なんですね。
静止画も同じような結果でしょうか…。
いちろうた
α6600を使っています。
検証結果は納得で正直公称値の5段分の補正は疑問です。無いよりかはましかな?程度です。センサーの大きさと筐体の小ささによる手振れ補正ユニットの自由が効かないというのがあると思います。
αシリーズは大型センサーに小型ボディと言うのが売りなのでそれらとトレードオフなのかなと思って改善は望みますが不満はありません。
むしろ小型サイズ+強力なAF性能は他に無い個性だと思うのでこのサイズ感(レンジファインダースタイル)は維持してほしいなと思っています。
和
>オールドマン
GFXではなくX-T4なのでAPS-Cです
taku
ソニーの手振れ補正が強化される事は有り難いですが、
それによってボディサイズが大きくなる事は反対です。
レンズとの協調手振れ補正もレンズが大きくなったり、
バッテリーライフが悪くなるなら反対です。
手振れ補正強化より、高感度強化をお願いしたいです。
動画の場合は暗所の撮影が出来ますし、
静止画がでも、そもそも被写体は動きますから、
手振れ補正より高感度強化を願います。
トラ尾
αはボディが小さいからIBISで不利になるのは仕方がないかと。でも、マウント経に余裕があるAPS-Cはもうちょい効いて欲しいところ。
tk
>和さん
オールドマンさんは、「α7シリーズの手ぶれ補正がフルサイズだから効かない、というのは中判サイズのGFXでより効く手ぶれ補正を載せてきたので言い訳が出来なくなった」、ということを言いたかったのだと思いますよ。
ponpoko
カタログスペックの手ぶれ補正段数はCIPA基準なので静止画での数値な上に、そもそも角度ブレに対しての段数。各社の動画の「揺れ補正」をきちんと比べられる公式な基準が欲しいところですね。
オタキ
EM1−mk3の静止画の手ブレ補正効果もカタログスペック通り高いですよ。
ボディ内手ブレ補正のみで、手持ちで換算1200mmで1/40秒、換算24mmで2秒位は概ね止まります。
通常の撮影条件ならほぼ手ブレは意識せずに撮影できます。
supreme
G9とも比較して欲しいですね。
GH5から明らかに進化してますからね。
X-T4に期待して使いましたが明らかにG9に敵わないので手放しました。
特に手持ちで歩きながらの縦揺れの差は小さくないですね。
R2-CO2
オールドマンさん
フジのGFXでIBISを搭載してるのはGFX100のみで重さは1,400gもあり筐体サイズは1DX IIIやD6と同じくらいあります。
例えばα9 IIですら重さは678gで筐体サイズも重さもGH5より小さく軽いです。
なのでソニーはIBISの効きより小型を優先してるとまだ言い訳できるかと。
オールドマン
お察しの通りこの記事の話ではなくα7系列とGFX100を触ってみた感想です。
そもそも手ブレ補正に対するアプローチの仕方というか、コンセプトが違うのかな?という感じもしていますが…
774RR
E-M1mk2は自分でブレたって思っても止まってることが多くて衝撃でした。公称が同じ5.5段のa7r3とは全然違いましたね。a7r3は公称5段のK-1よりも劣っている気がします。ソニーは手ブレ補正頑張ってほしい。
ハッシー
ソニー機の手ブレ補正の効きが「小型化のため仕方ない」という人がいますが、問題は「公称値ほどの性能がない」ことだと思います。
α7r4は5.5段と書かれていますが、実質3段くらいしかありません。一方、オリンパスの手ブレ補正はほぼ公称値通りの結果が出ることがあります。
業界団体は、レンズ内補正とボディ内補正の検証方法を変えていかないと意味がないですね。
5軸補正という言葉も、動画のクロッピング電子補正に使っているメーカーもありますが、それには補正の中心点たる「軸」がありません。
各メーカー、きちんと統一した手法で数値を出して欲しいものです。
とある家電屋
まあ、センサーサイズに対してボディが大きい方がそりゃ有利でしょう。ちゃんと評価して貰える機会が少なくてかわいそうなm43勢。
ですがフジとオリの進化は目を見張るものが有ります。パナも4年前の機種ですからね。しかも4kで止まらない…。
テーマとは違いますが色の出方はパナとソニーの方が見栄えが良いですよね。動画に関してソニーはかなり進んでるはずなんですが、活かしきれていないと感じます。動画性能とコンパクトさというのは相反する部分が多くありますのでどちらを取るのか…売り上げを見ればどちらが正解かはわかりますけどね。
としにい
手振れ補正機能の比較検証記事は珍しいですね。
R5が出たら、ぜひ各社の静止画の手振れ補正の比較検証をして欲しい。