ニコンの2021年Q1の映像事業は81億円の赤字、通期では400億円の赤字の見通し

ニコンが2021年3月期 第1四半期の決算と、通期の見通しを発表しています。

決算短信・説明会資料 

  • 2021年Q1の売上収益は647億円で、205億円の営業赤字。前年比で売上収益は782億円減、営業利益は298億円減。
  • 新型コロナの影響は甚大、全てセグメントで減収赤字へ。2021年Q1の映像事業は422億円減収、116億円の減益。販売経費等の抑制に努めたものの、減収幅が大きくQ1としては初の赤字(81億円)。
  • 映像事業の通期見通し:売上収益は前年比958億円減収、営業利益は229億円減益の400億円の赤字。
  • プロ・趣味層向け中高級カメラで新製品を順次投入、ミラーレスカメラ用交換レンズのラインナップも更に拡充。

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ニコンの2021年Q1の決算は、予想通りかなり厳しいものになりましたが、新型コロナウイルスの影響で、カメラやレンズの販売台数が1/3以下に落ち込んでいるので、この決算の数字もやむを得ないところかもしれません。

通期見通しでは、映像事業だけで400億円の赤字と非常に厳しい予想となっていますが、コロナ禍が過ぎ去るまでなんとか耐えて反転攻勢に出て欲しいところです。