ペンタックスK-7はJPEG撮って出しではソフトな絵作り

ペンタックスK-7のリークでおなじみのRiceHigh's Pentax BlogにK-7のレビューが掲載されています。

My K-7 Hands On Test and Findings

  • キットレンズではAFは高速で、30-40kmで走る車を3~4コマ/秒で連写できる。合焦率は高い
  • シャッター音やミラーの作動音は静かだが、滑らかでスムーズではなく、荒々しい音
  • シャッターラグはペンタックス機としては最も短く5Dに近いが、D300や50Dには及ばない
  • 軽量コンパクトなボディは、バランスがよく快適なホールディング
  • オートホワイトバランスの信頼性は進歩していて、過去のペンタックス機の中ではベスト
  • ファインダーは視野率はほぼ100%だが、明るくはなく、倍率も高くない。トンネルを覗くような感覚があり、フルサイズ機のファインダーとは比較できない
  • 77分割の露出は明るい場所を重視しすぎで、小さなハイライトが周辺部にあっても露出アンダーになる。K-mの16分割の露出のほうが良好
  • AF精度はこの画素数のデジタル一眼としては、十分ではないように思える。これが、ソフトな画像が多くなる原因の一つかもしれない
  • 高価な防滴のキットレンズは周辺部が不鮮明で、中央も抜群にシャープではない。光学性能はよくない
  • 色は彩度が高すぎてナチュラルモードでさえ不自然な印象。サムスンのCMOSセンサーの画像はソニーやキヤノンに比べて不利に見える
  • 画像はノイズが多く、EOS 5Dと比べて2段分は負けている
  • JPEG撮って出しでの画像は、全体がとてもソフト。これは、センサーが本質的にノイジーでノイズリダクションを必要とするためではないか

 

一時はK-7をかなり辛らつに批判していたRiceHigh氏ですが、少し時間が経ったためか多少落ち着いたレビューになってきましたね。とはいえ、辛口のレビューであることには変わりありませんが・・・ 

K-7のJPEGがソフトな絵作りになっているのは、あちこちでよく言われていて、K20Dと比べると確かにソフトになった印象があります。ただ、ここであげられている比較サンプルは、フルサイズの5Dとの比較でレンズも異なっているので、あまり適切な比較対象とは言えないような気がします。