・Tamron SP AF 10-24 mm f/3.5-4.5 Di II LD Aspherical (IF) lens review
- 中央部の解像力は、10mm開放では37lpmmだが、F5.6まで段絞れば44lpmmに達し賞賛に値する。しかし、より望遠側では開放では24-27lpmmの解像力で、評価できるレベルの30lpmmのラインに届かない。F5.6まで絞れば満足できるレベルに達する
- 周辺部の画質は深刻で、開放ではすべての焦点距離で要求される解像力(30lpmm)を下回り、望遠側では20lpmmにさえ届かない。10mmでは絞れば満足な解像力になるが、17-24mmでは、かなり絞っても30lpmmには届かない
- 周辺部の画質は、キヤノンのEF-S10-22mmやトキナーの11-16mmに負けていて、どのようにしても正当化するのは難しい
- 色収差は広角側では0.19%に達し目立つが、幸いにも絞ると色収差は減少する
- 歪曲は最大で2.78%のタル型で目立つ。それほど悪くはないが、シグマ10-20mmやキヤノンの10-22mmのほうが歪曲は少ない
- 周辺光量落ちは10mm開放で-1.34EV(37%)と良好な結果だが、絞ってもあまり減少しない
- AFは正確だがこのクラスとしては非常に遅い
- タムロンの旧型よりはよいレンズであるのは疑いなく、旧世代の超広角レンズのライバルとなら戦えるが、トキナーの11-16mmのような新しい性能のよいレンズ相手では厳しい
タムロンには高い評価を受けているレンズも多いのですが、このレンズに限っては、海外のレビューではおおむね辛口の評価をされているようです。サンプルを見てみると、ワイド側はそこそこシャープで問題のない描写ですが、望遠側はレビューにもある通り、かなりソフトな描写のように感じます。
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・Tamron SP AF10-24mm F3.5-4.5は絞っても周辺部の描写が甘いレンズ
・タムロンSP AF 10-24mm F3.5-4.5はワイド側の描写に最適化されたレンズ
・タムロンSP AF 10-24mm F3.5-4.5は非常に描写の甘いレンズ
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