Tamron SP AF10-24mm F3.5-4.5は絞っても周辺部の描写が甘いレンズ

dpreviewにタムロン SP AF10-24mm F3.5-4.5 Di II のレビューが掲載されています。

Tamron SP AF 10-24mm F3.5-4.5 Di II LD Aspherical (IF) review Andy Westlake, February 2009

  • 開放では解像力は一様に低く、ハレーションのためにコントラストも低い。絞ると10mmでは中央の解像力は劇的に改善するが、望遠側では絞っても改善の幅が小さくなる。周辺部は絞ってもズーム全域で描写は甘いまま
  • 色収差はまずまず小さく、色ずれは全域で見えるものの、このタイプのレンズとしては悪くはない
  • 周辺光量落ちは開放で2EV前後だが、F8まで絞れば実写では気にならないレベルになる
  • 歪曲は10mmで1.1%のタル型、13mmで最大の1.6%のタル型でこのタイプのレンズとしては非常に優秀
  • 絞って使うように注意すればよい結果を得られる

 

最新のレンズにしては全体的に解像力が低いですね。絞れば中心部はかなり改善しますが、隅は甘くモヤっとした像のままです。遠景を細かい部分までビシっと解像させたい人は、他のレンズを選択することも考えたほうがよさそうですね。

タムロンAF10-24mmに関しては、KenRockwell.comのレビューも参照してみてください。