ペンタックスK-7は高感度ではRAWでの撮影がベスト

dpreviewにペンタックスK-7の詳細なレビューが掲載されています。

Just posted: Our Pentax K-7 review

  • 最低感度ではディテールが豊富で色も自然。K20Dと比べるとシャープネスが弱くなっているため、若干ソフトな結果だが、現像で注意深くシャープネスをかけると大変豊富なディテールが得られる。14.6MPの解像力を引き出すには、よいレンズが必要
  • 高感度はそれほどよくなく、JPEGではライバル(D300、EOS 50D)よりもノイズが多い。ノイズリダクションを強くするとディテールが失われる。しかし、RAWで撮影すればライバルと同程度のノイズレベル。高感度で高画質を得たければRAWで撮影し、後処理でノイズリダクションをかけるのがベスト
  • 露出はおおむね信頼できるが、明るい場所でたまに露出オーバーになることがある。ダイナミックレンジはライバルに比べて狭い
  • グリップは手になじみ、使い勝手のよいデザイン。ボディのクオリティは素晴らしい
  • 全体的にカメラのレスポンスは良好。内蔵フラッシュは信頼できる。動画の画質は良好だが、マニュアルコントロールはほとんどできない。
  • バッテリーライフは良好だが、バッテリー切れになる前のインフォメーションが少ない。RAW現像ソフトはSilkyPixベースで非常によい
  • AF速度は最速クラスではない。コントラストAFは非常に遅く大部分の撮影で役に立たないが、ライバル機もそれほど違わない
  • トーンカーブの若干の違いとシャープネスの弱さ、RAWでのノイズの若干の多さを除けば、K-7の画質はK20Dと非常によく似ている。純粋に画質の点だけなら、K20Dユーザーは急いで買い換える必要なない
  • ボディの出来は素晴らしく、大変に使いやすい。非常にコンパクトで多機能。高感度のJPEG画質ではライバルに劣るが、RAWを使えばいい勝負。大いに推薦(Highly Recommended)

 

膨大な量のレビューなので、結論の部分だけ簡単にまとめました。K-7は、dpreviewでは、10点満点で各項目とも8.5~9.5と総じて高い評価で、「Highly Recommended」(大いに推薦)という結論になっています。

レビューによると、K-7はJPEGの画質はイマイチのようで、実力を発揮させるにはRAWで撮影して丁寧に後処理するのことが必要のようですね。K-7は、JPEG撮って出しで気楽に撮るユーザーよりも、RAWでじっくりと撮影して現像処理などに時間をかけるユーザーに向いているカメラかもしれませんね。