シグマAPO120-400mm F4.5-5.6 DG OSは低価格なセグメントを狙ったレンズだが性能は安定している

LensTipにシグマ APO120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSMのレビューが掲載されています。 

Sigma 120-400 mm f/4.5-5.6 APO DG OS HSM - lens review

  • 手ブレ補正は公称シャッター4段分だが、実測では2段分程度
  • 中央の解像力はこの価格帯のレンズとしては十分満足いくもので、広角側はトキナーの80-400mmと同等。望遠側は200mmではシグマのほうが若干優秀で、300mm、400mmではシグマが明らかに優秀。キヤノンEF100-400mm ISと比べるとキヤノンがズーム全域で優れている
  • 周辺部の解像力は広角側は良好だが、200-400mmの絞り開放では非常に低く、20lpmmをかろうじて超える程度(基準値は30lpmm)で、絞っても30lpmmを超えない。キヤノンEF100-400mmは、シグマ・トキナーより優れており、絞り開放から30lpmmを超えてくる
  • 色収差は最大で0.1%を超える程度で問題はない
  • 歪曲は120mm~400mmで0.14%~0.43%の糸巻き型で問題はない
  • APS-Cでの周辺光量落ちは400mm開放が最大で19%(-0.62EV)で、ライバルと同レベルか若干優れている
  • 逆光ではフレアが非常に目立ち驚かされた。これらのフレアはズーム全域で容易に現れる
  • AFは静かで速度もキヤノンと比べれば遅いが悪くは無い。テストではターゲットをトータルで11%はずしていて、AF精度は満足とは言えない
  • ニコン・キヤノン純正のようなクラスではなく、より低価格なセグメントを狙ったレンズだが、性能は安定している

 

以前のASCIIでの比較テストでは、このレンズはEF100-400mmよりもむしろ鋭い切れ味を見せていたように記憶していますが、ここでは、純正には敵わないというテスト結果になっています。

管理人は、このレンズの前の型である135-400mm DGを持っていますが、OS付きのほうが光学性能はかなり向上しているような印象です。ただ、逆光に弱いのは、以前とあまり変わっていないようですが・・・