PHOTOGRAPHY BLOGにリコーGXRのレビューが掲載されています。
- GXRの欠点はS10ユニット(24-70mm)使用時の画質で、ISO800でノイズが目立ち、ディテールが失われる。また、色も若干薄くなってくる。ISO1600ではディテールの喪失が更に悪化する。ISO3200は、他に手段がない場合を除けば使用する価値が無い
- APS-Cセンサーのほうのユニット(A12)では、ISO1600まで問題はなく、ISO3200でさえ良好に見える。これは、デジタル一眼のエントリーモデルと互角のレベル
- 最長で180秒までの露光時間が設定できるので、夜景を真面目に撮るユーザーには素晴らしい
- 画質はごくわずかにパープルフリンジが見られるが、色収差はよく抑えられている。両方のユニットとも、デフォルトの設定では若干ソフトな画質
- 内蔵ストロボの露出は良好で、赤目防止機能を使うと一度も赤目にならなかった
- 二つのユニットは満足いくものではなく、一般的なS10はコンパクトカメラと同じ大きさのセンサーで、ISO800までは良好な画質だが、比較的大きなボディにこのような小さなセンサーを使うのは、時間の浪費
- A12ユニットは、ISO1600まで素晴らしい画質で、開放では最高のボケ味。しかし、50mmの焦点距離と、遅いAF速度が総合的な魅力を引き下げている。リコーは大きなセンサーの標準ズームユニットを早急に作るべき
- 最初のユニットのラインナップが少々謎で、これは誰にでも合うカメラというわけではないだろう。正しいセンサーとレンズの組み合わせのユニットを揃えることが、GXRの将来の成功の鍵を握っている
2つのユニットに関してはかなり辛口の評価になっていますが、レビュアーはGXRのシステム自体はかなり高く評価しているようで、最後は"大いに推薦(HIGHLY RECOMMENDED)"という結論で締めくくっています。
管理人も実際に店頭でGXRを触ってみましたが、記事にもある通りA12のAFが少々(かなり?)遅くてメインカメラとして使うには少々心もとない感じがしました。この点は次のユニットで改善して欲しいところです。
hoheran
私もGXRを触ってA12のAFは気になったが、
一番不味いと思ったのは、本体の「軽さ」
GXRの価格にしては、高級感がなさすぎる。
体積あたりの重さを増すか、操作系に凝縮感が欲しい。
名無しのゴンベ子
みんな同じ感想ですね。
私も同じです。
APS-Cサイズでf2.8から始まる標準ズームが
出てくれれば買います。
Kext.
A12はコントラストAFのクセがつかめれば、スポットAFで明るいとこではそんなに迷いませんよ。マクロモードはどうやってもウィンウィン言いますが(笑)
この画質と質感から感じる「価値」の前にはあばたもえくぼに思えてきます。
本体の重さは軽くていいと思いますが、充電器があそこにすっぽり入れば旅行などのパッキングに楽だなぁとも。ユニットの拡充に期待ですね。
てばまる
センサーとレンズが一体というのがかなり疑問・・・
画素アップ版が出たら同じような焦点距離のレンズが複数になってしまう。追加価格で交換してくれるサービスがあると良いのですけど・・・
話題性はあるけど、まだまだメインで使うには心許ないですね。
etc
コンパクトカメラにも、一眼にも、なりきれない、かっといって
このカメラならではの事も、現状では出来無い。
システムの発想自体は素晴らしいのに、生かし切れて無いのが、
残念です。
kj
"APS-Cサイズでf2.8から始まる標準ズーム"
だと、レンズがどうしてもかなり大きくなって
一眼レフとの差別化ができなくなりそうですが。
foveonや、APS-Cマウントユニットなど出れば
それ目的に買う人がかなりいそうですね。(私も買います)
こんどう
はじめまして。
現状のラインナップも確かに微妙ですが、
最終的に問題になってくるのはGRDの存在ではないでしょうか。
28mm単焦点と24mmスタートのズームという
GX200までの二本立てのラインナップは結構いいと思うんですが、
GXRでシステムカメラ化されてしまった以上、
GXRに28mm単焦点のユニットがラインナップされるかどうかが
常に問題になると思います。
リコーがGRDを最上位ブランドにするつもりなら
GXRに同クオリティーの28mm単焦点が用意されることはなさそうですし、
かといって28mm単焦点を用意すればGRDの価値を半減させることになります。
あるいはさらに思い切ってGRDというブランドを廃止するとも考えにくいです。
間接的な解決策として
MマウントとかKマウントのユニットを出してくれたら嬉しいですが、
どうなるんでしょうね…
nblw
GRDの良さはポケットに収まって思い立った時にすぐさまスナップできる機敏性にあると思うので、システムカメラであるGXRとは求められる層が異なり、重なる部分があるのは文具的な思想ではないかと思うのです。
リコーが執筆家の為のデジタルカメラを用意する際にカメラユーザーなら気にならない程の煩わしさをも排除してユニット化したのも、最適化だけではなくカメラバッグではない普通のカバンからゴソゴソとレンズユニットを取り出して気軽に交換する様なシチュエーションを想像してのものではないのかな。
そんな風に思うならば、最初期のレンズラインナップが標準ズームと50mm単焦点であることも通常視野で見えたものを撮る感覚と言うことで納得出来るのではないでしょうか。
写りを追求したカメラではあるけれど、カメラユーザーを中心としたターゲットではない存在。
そんな気がしてなりません。
キズマ
自分もリコーユニットシステムに疑問に感じます。リコーの独創性、こだわりに並外れたものはあると信じてます。結局はGRDとGXRは両立して行くじゃないでしょうか?GRDとGX100とR5 と同時に使ってましたので、やはり GXは高級的な汎用ではずば抜けた所があります。実際に一眼変わらない操作。マクロの強さと仕事に使ってます。一眼も使っている自分にとっては残念でなりません。せめてでも一眼マウントユニット出してもらいたいです。M42 やPK とか昔やっているノウハウあると思いますが懐古レンズ主義ならマイクロフォーサーズもありと思います。次世代マウントユニットにすごく熱望します。けどGRを受け継ぐカメラではない。リコーを受け継ぐカメラの認識です。
個人の考えなので。
失礼いたします
ミディアムコアラ
カメラの心臓部とも言える「センサー」「シャッターユニット」「画像エンジン」「レンズ」が無い液晶とメモリーホルダーから構成される電子部品の箱の価格としては高すぎると感じる。
S10を選択する人は、GXシリーズがディスコンになった今、恐らくGX100、GX200の後継機としての期待があると思うが、それに答えられるカメラに仕上がっていないと感じる。
匿名
GXR…どこに長所を見出せばいいかよく分からない(店頭で触った感想)。
一歩間違えれば、リコーのカメラ事業に引導を渡す(カメラからの撤退につながる)黒歴史になるのでは…。
はうら
私は実際に購入して満足しています。
ソニーα350にシグマの単焦点50mmHSMを付けて街角のスナップや草花などの静物を撮るのが好きなのですが、もう少し広角側のレンズが欲しいと思ってもレンズを付け替えるときにホコリが入るのが嫌で、だからといってボディを2台用意して持ち歩くのもありえないと思っていたのです。
コンデジは持っていますが画質に満足できず、どうしたものかと悩んでいた時にGXRに出会いました。
値段は確かに高いのですがα350とシグマ50mmHSMの合計と同じくらいですし(購入当時)、APS-Cサイズの単焦点カメラをあのサイズまで小さくするための経費だと思えばアリかと判断し購入しました。
実際に2時間ほど町内を散歩しながら使い比べてみたのですが、35mm判換算でα350が75mm、GXRが50mmで画質もデジイチに準ずるレベルで不満はありませんでした。(私個人の好みもあるとは思いますが描写の好みはα350&50mmHSMの方でした)
これでもう少し広角寄りのAPS-Cサイズの単焦点ユニットが出れば私的には最高なのですがw
優秀なサブ機になり得ると思うのですが、やはりネックは価格なのでしょうね・・・。