・Tokina AT-X AF D 80-400mm f/4.5-5.6 Interchangeable Lens Review
- サイズは70-300mmクラスのズームと同等で、重さは多少重い程度。鏡筒の仕上げはとても良好
- 80mmでは解像力は良好(good)でF5.6-F8まで絞ると最もシャープになる。多くのレンズと同様、望遠側にズームすると解像力が落ちるが、200mmではまだ許容範囲。しかし、200mmではF16まで絞らないとピークの解像力に達しない
- 400mmでは更に大きく解像力が落ち、解像力のピークはF22になる。解像力はかろうじて許容範囲で、(絞る必要があるので)このレンズには丈夫な三脚がよい相棒となるだろう
- 色収差は80mmでは最大で1/2ピクセルで許容範囲内。200mmでは1ピクセルを超え見え始めるが、まだ許容範囲。400mmでは最大で3.5ピクセルで色ずれが非常に強くなり、ハイコントラストな場面で容易に目に付く。この色収差の値は大きすぎて、グラフのスケールを調整しなければならなかった
- 周辺光量落ちは(フルサイズで)、80mmではちょうど1EV、400mmでは1.9EVだがまだ許容範囲内だ
- 歪曲は80mmでは0.35%のタル型でよく補正されている。400mmでは2%に近い糸巻き型だが、この手のズームとしては許容範囲で、また、後処理で容易に補正することができる
- 逆光耐性は良好で、強い逆光ではフレアがでるが、例外的な状況でのことだ。付属のフードは効果的
- 最高レベルの性能ではないが、それでも、旅行用の軽量・コンパクトな超望遠レンズとして魅力的だ
光学性能的には特に400mmでかなり落ち込んでいて、メーカー純正やシグマの80-400mmクラスのズームには及びませんが、とても軽量・コンパクトで安価なレンズなのでこれはこれで十分な価値がありそうです。
しばらく前に、このレンズにトキナー初の手ブレ補正が搭載されるという噂がでていましたが、その件がどうなっているのか気になるところです。
FT625D
このレンズは、テレ側の解像力は確かに今ひとつの感があり、結構絞らないとシャープ感が無いのですが。ボケ味は滑らかで非常に良いレンズです。このレンズの持ち味は、実はボケ味の良さじゃないかな・・と思ってます。