ソニーNEX-5はオートでの撮影を好むユーザーに向いたカメラ

Photo Review にソニーNEX-5のレビューが掲載されています。

Sony Alpha NEX-5

  • 操作用のボタンの不足と多くのボタンが複合した役割を持っていることから、PASMモードではNEXのインターフェースはややぎこちないものとなっている。レビューを通して、我々は設定を変更するのに絶えずフラストレーションを感じた。単純にISOを変更するのに少なくとも4回ボタンを押す必要があり、メモリのフォーマットでは34回ボタンを押す必要がある。ソニーがこのカメラをiAutoモードで使用するコンパクトユーザーのために設計したことは明らかだ
  • 動画は全自動で、絞りやシャッタースピード、感度、AFエリアを調整することはできないがMFでの撮影は可能。動画の画質は予想通りで、最高のディテールと力強い色再現。動画撮影中のAFの追従性は概ね良好で、音声のクオリティは平均点以上
  • 16mm F2.8は、テストでは中央の解像力は高くまずまずの性能。しかし、周辺部は絞れば徐々にシャープになるとはいえ、開放付近では明らかに甘い描写。色収差は、開放と最小絞りでは問題があるが、それ以外の絞り値では中程度の大きさ。周辺光量落ちは大きくなく、フレア耐性は広角レンズとしては驚くほどよい
  • 18-55mmは周辺部の甘さが見られるが、絞れば改善する。倍率色収差は概ね低く、色ズレは目立たない。歪曲は18mmでは目立つが、28mmでは解消する。周辺光量落ちはズーム全域で目立たない。フレアは16mm F2.8よりは目立つが、標準ズームとしては平均以上の性能
  • 暗所での性能はズバ抜けていてISO3200でもノイズはほとんど目立たない。高感度ノイズは非常によくコントロールされている。オートホワイトバランスはサイバーショットと似た傾向で、人工光下では補正しすぎる傾向がある
  • フラストレーションのたまるユーザーインターフェースはさておき、日々の気軽な撮影では、とても役立ってくれるカメラだ。たまに動画を撮影するスチルカメラマンで、カムコーダーを持ち歩きたくない人にも向いているかもしれない
  • 自動露出で撮影するのを好むユーザーには向いているが、設定を素早く変更して撮影したいユーザーには向かない

 

元記事はオーストラリアのカメラ雑誌のサイトですが、ここでもやはりメニューの操作性の問題が指摘されていて、他のサイトのレビューと似たり寄ったりの内容になっているという印象です。設定などを色々といじりながら撮影したいというユーザーは、噂のNEX-7に期待したいところですね。

とはいえ、画質(スチル)の評価は10点満点で8.8点と高く、パナソニックG2の7.0点、サムスンNX10の8.0点を大きく引き離していて、操作性以外の部分に関してはなかなかの高評価だと思います。