ニコンCOOLPIX P7000はRAWでのレスポンスがウィークポイント

PHOTOGRAPHY BLOGに、ニコンCOOLPIX P7000のレビューが掲載されています。

Nikon Coolpix P7000 Review

  • コンパクトとしては大きなセンサーのおかげで素晴らしい画質。P7000はノイズを上手く処理しており、ノイズはISO800までは目立たない。ISO800よりも感度を上げると、ティテールや彩度が徐々に悪くなってくる。ISO1600までは完全に実用的だが、ISO6400は使い物にならない。
  • 色収差は上手く補正されており、色ずれはハイコントラストの部分にしか見られない。デフォルト設定の撮って出しの画像では若干ソフトな画質だ。手ブレ補正は非常に効果的。内蔵ストロボの露出は正確。
  • P7000はいくつかの欠点のある逸品だ。操作性や画質が素晴らしい一方で、RAWの処理速度が苦痛なほど遅く、デジタル一眼体験を提供すると称しているカメラとしては本当に残念だ。RAWでは1枚の処理に5秒かかり、5枚の連写では15秒かかる。この間カメラが完全にロックしてしまう。もう一つは連写速度で、これが1コマ/秒で5コマまでなのは精彩を欠いている。
  • P7000はとても素晴らしいカメラで、ニコンのこれまでのハイエンドコンパクトではベスト。

 

RAWでのレスポンスが悪いということで一部辛口のコメントになっていますが、総合評価は5点満点で4.5点で、"HIGHLY RECOMMENDED(大いに推薦)"が付いているので、画質や操作性を含めた全体の印象はかなり肯定的なものだったようです。

画質は、レビューにもあるようにデフォルトの設定ではややソフトな感じがしますが、換算28-200mmの高倍率ズームを搭載しているコンパクトとしては良好な画質という印象です。