EOS 60DはKissと7Dの間のギャップを上手く埋めているカメラ

ePHOTOzineに、キヤノンEOS 60Dのレビューが掲載されています。

Canon EOS 60D Digital SLR Review

  • 60Dはマグネシウム合金や防塵防滴のボディは採用されていないが、これは必ずしも作りが悪いことを意味するわけではない。ポリカーボネートのボディは剛性が高く十分に頑丈に感じられるが、755グラフと軽量。新しいシンプルな操作系は実に好みだ。
  • AFは40Dや50Dと同じ9点AFで、7Dの19点AFの洗練さはないが、カメラの立ち位置を考えるとベストの妥協点だと思う。AFは多くの場面で高速・正確で、コンティニュアスAFは30マイルで近付いて来る車に十分に追従した。コントラストAFは古いEOSに比べるとかなり改善している。
  • DIGIC4のJPEGのクオリティは素晴らしく、RAWをDPPで現像したものと区別するのが困難。
  • キヤノンの18MPセンサーは、画素数が多いにもかかわらず高感度はしっかりとした性能。高感度ノイズはISO100-800では、大きなノイズの兆候はない。色再現は適度にパンチの効いたもので、十分なコントラストがある。
  • オートホワイトバランスは非常に優秀で、白熱灯下でオートと白熱灯のプリセットがほとんど区別がつかない。オートホワイトバランスの精度は素晴らしく、撮影中は他のことに集中することができる。
  • 動画は素晴らしいクオリティで、高感度でさえもクリーンでシャキっとした画質だ。内蔵マイクによる音質も悪くない。
  • 7Dへのアップグレードを考えているが、防塵防滴や高速連射などの機能が必要ない場合や、価格に納得できない場合は、60Dがあなたのカメラかもしれない。私は60Dは価値あるカメラで50Dの歓迎される後継機だと感じている。60DはKissと7Dの間のギャップを実に上手く埋めている。

 

60Dにはバリアングルモニタを除けば派手な機能やサプライズこそありませんが、このレビューに限らず「使いやすい」という評価が多いですね。60Dは価格が近い7Dと何かと比較されることが多いので、機能面ではどうしても見劣りしてしまいますが、Kissと7Dの中間程度の価格帯に入ってくればなかなかいいカメラかもしれませんね。