ニコンは半透明ミラー機などの異なる方式のカメラのテストを行っている

FOCUS NUMERIQUEに、ニコンヨーロッパのマーケティングマネージャーであるウエマツトオル氏へのインタビューが掲載されています。

Interview de Tôru Uemastu Nikon Europe

  • Q:3Dはニコンにとって優先事項ではないのか?
    A:私は3Dを優先しているとは考えていない。もしイエスかノーかで答えるなら、ノーと言うだろう。
  • Q:コントラストAFが高速化する可能性はあると考えているか?
    A:コントラストAFを改善することは可能だ。最新モデルでは既に旧型よりも速くなっている。ソニーのような仕組みか、または単純にミラーレスにすることで、システムに変更を加える可能性もある。我々は現在、これらの異なる方式の可能性についてテストを行っていて、これには半透明ミラーも含まれている。これらの方式にはそれぞれ有利な点と不利な点があり、我々はベストの解決策を選択するだろう。恐らくライバルを追いかけることはしないで、別の解答を提示する。
  • Q:ミラーレス機を近日中に発表するのか?
    A:社長の木村が申し上げた通り、我々は開発を進めているが、ヨーロッパのマーケットは保守的で日本とはギャップがあるので、市場全体を考慮して、いつ製品を投入するかを決定する
  • Q:プロ用のデジタル一眼でより多くの画素数が必要だと思うか?
    A:写真家やプロカメラマンにとって、画素数は必ずしも選択の基準ではない。スタジオ写真や複写では多くの画素数が必要だが、それは特殊なセグメントだ。キヤノンがどこまで画素数を上げるのかはわからないが、私には画素数競争はもう終わったように思える。
  • Q:裏面照射CMOSはデジタル一眼にとって魅力的か?
    A:コンパクトとブリッジカメラ用の裏面照射CMOSの開発はしているが、大型センサーに関しては知らない。
  • Q:α33やα55などに搭載されているEVFについてどう思うか?
    A:大変興味深いが、我々の顧客は光学ファインダーを好んでいる。EVFは、高速で動かすと画面が正確に付いてこない。近い将来により高性能なEVFが登場するかもしれない。EVFは当然選択肢の一つだ。

 

仏→英の自動翻訳を使っているので、誤りがありましたらご容赦願います。ニコンが半透明ミラー機の検証を行っているというのは初耳ですが、「ライバルを追いかけることはしない」と言っているので実際にα55のようなカメラを製品化する可能性は低いのではないかと思います。普通の(?)ミラーレス機が登場する可能性のほうが高そうです。

あと、「ブリッジカメラ」という言葉が気になりますが、P7000の上に何か開発しているんでしょうかね(さもなければ、ミラーレス機のことでしょうか?)。