RAWによるD7000・60D・GH2のノイズテストではD7000が優勢

EOS HDに、dpreviewのデータを元にしたD7000とEOS 60D、GH2の画質の比較記事が掲載されています。

Nikon takes lead from Canon in the APS-C high ISO noise race
(※ノイズの比較画像はリンク先を参照してください)

  • dpreviewにD7000とEOS 60D、GH2のRAWによるノイズテストの結果が掲載された。意外にもキヤノンは2位に打ち負かされ、高感度の観点ではニコンがAPS-Cでトップとなっている。しかし、大きな差ではない。
  • ISO3200では接戦だがD7000が60Dより優勢。ニコンは16MPでキヤノンは18MPなので、同サイズでの比較ならニコンのアドバンテージは無くなると思う。GH2は18MP(有効16MP)の小さなセンサーから驚くような性能を見せている。ISO6400でも(ノイズでは)60DはD7000に負けている。
  • しかしながら、総合的には60Dがセンサーコンテストの勝者だ。なぜか? キヤノンのセンサーはライバルのニコンよりも若干ノイズが多いが、明らかにより多くのディテールを持っている。
  • 動画ではGH2が勝者だ。GH2はより多くの解像力とディテールを持っている。そして(2位の)D7000は3位の60Dよりも若干シャープな画質。自分がどれか一つ買うなら、動画の画質が一番よいGH2を選ぶ。

 

dpreviewではRAWの画質の比較についてあまり言及されていなかったので、EOS HDの記事から引用しました。RAWでの画質比較で最後に動画の話が出てくるのは不自然のような気もしますが、EOS HDは動画メインのサイトなので、ここには突っ込まないほうがいいかもしれません。

RAWでの高感度の比較では、ノイズは明らかにD7000が優勢ですが、記事でも指摘されているようにディテールは60Dのほうが優っているように見えるので、総合的な画質ではどちらが勝ちとも言えないような印象ですね(記事では60Dの勝ちとなっていますが・・・)。

GH2はAPS-Cの2機種と比べると高感度はさすがに厳しいですが、画素ピッチを考えれば健闘していると言っていいかもしれませんね。