富士フイルムFinePix X100は素晴らしい画質でレスポンスも極めて良好

ePHOTOzineに、富士フイルムFinePix X100のレビューが掲載されています。

Fujifilm FinePix X100 Digital Camera Review

  • 高感度ノイズの性能は素晴らしく、ISO3200/ISO6400まで素晴らしく低ノイズで実用的。低感度では、すこぶるクリーンで画面の暗い部分でさえ極めてノイズのレベルは低い。
  • オートホワイトバランスは蛍光灯下では素晴らしい。白熱灯下でも良好だが、プリセットを使用したほうが若干よい結果を得られる。
  • マクロ性能はマクロモードではレンズ先端から10cmまで接近できるが、ファインダーのオーバーレイ表示はできず、OVFかEVFのいずれかしか使えない。マクロモード以外では最短撮影距離は80cmで、マクロ撮影はするつもりがないが寄りたいときにいくらか問題がある。
  • 動画はコンティニュアスAFが可能だが、MFはできない。動画モードでは操作が制限され、マクロモードが使用できない。ピント、露出、ホワイトバランスは自動のみになる。絞りは録画中は変更できないが、録画前にセット可能。ISOは変更できない。最長の録画時間は10分。
  • 使い勝手はとても良好で、唯一のウィークポイントは予想よりもバッテリーが持たないこと。
  • X100は小さなボディに大型センサーを搭載し、一眼レフの画質とスピードを得ることを目標としている。 X100は非常に低ノイズで素晴らしい画質と、5コマ/秒の連写や高速なAF、極めて素早いシャッターレスポンスなどの高速性の双方を実現している。画質のスコアは極めて高く、唯一最高水準でないのは、OVF使用時の近接性能が80cmと限られていることだ。録画中のMFが不可能なのも残念だ。もし、これらの問題がファームアップで解消されれば、確実に満点のスコアになるだろう。
  • OVF/EVFの付いた、小さなボディで一眼レフクオリティのカメラを買いたいと思っているなら、X100が申し分なくこの条件を満たすだろう。
  • 良い点:極めて静かなシャッター、すべての感度で高感度ノイズが少ないこと、世界初のハイブリッドビューファインダー、素晴らしい画質、素晴らしいボディの造り
  • 悪い点:固定焦点距離のレンズ、OVF使用時に80cmしか寄れない、競合製品と比べて価格が高い

 

X100は画質に関しては本当に評価が高いですね。コンパクトカメラとしては例外的に、連写やシャッターなどのレスポンスも非常に優秀なようで、隙のない製品に仕上がっているという印象です。ウィークポイントとして挙げられている近接性能は、マクロモードを使うことでカバーできるので実用上は大きな問題ではなさそうですね。

あと、最後に悪い点としてレンズが単焦点であることが挙げられていますが、大きなズームレンズを搭載してしまったら、逆にX100のコンセプトが台無しになってしまうような気もします。