オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZは際立ってシャープなレンズ

Simply ROBINに、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZのマクロ撮影のレビューが掲載されています。

Olympus M.Zuiko 12-50mm F3.5-6.3 Review: Macro Shooting at Butterfly Park, KL

  • サンプルの撮影は、E-P3と外付けフラッシュを使って行った。絞りはF8-F13で、シャッタースピードは1/100~1/125秒、ISOは200-400だ。全てRAWで撮影し、Olympus Viewer2で現像している。ノイズリダクションを完全にOFFに設定しているので、画像は通常よりもノイズが目立つかもしれない。
  • このレンズは、E-P3との組み合わせでは極めてバランスがよい。もう少し小さければと皆が思っているのは知っているが、このレンズのサイズと重さは適切であることがわかった。このレンズはよく手に馴染み、これまでのキットレンズと比べてずっと安心感がある。
  • マクロボタンを押しながらズームリングをスライドするとマクロモードになる。この操作はとても簡単だ。マクロモードにすると、レンズの焦点距離は43mmで固定され、ズームは無効になる。ワーキングディスタンスは十分にある。
  • これまでのキットレンズ( I 型でも II 型でも)では、マクロ撮影でAFをロックするのに苦労したが、12-50mmでは改善されており、マクロモードでもAFが完璧に機能する。また、AF速度は20%ほど速くなっている。AFは正確で、MFによる調整は必要なかった。AFは特にマクロ域では顕著に改善されている。
  • 標準ズームとしては、このレンズのシャープネスはとても際立ったものだ。純粋なマクロレンズではないが、得られるディテールはちょっとした接写には十分で、画質はとてもしっかりしているように見える。ピクセル等倍では解像力はなかなかのもの。私はこのレンズの光学性能には、概ねとても満足だ。
  • このレンズは45mm F1.8よりもシャープだろうか? 並べて比較することはできなかったが、私の記憶では45mm F1.8の方が12-50mmよりも若干シャープで、そしていくらかパンチがある画質だった。しかし、45mmはマクロ機能が無く、この2つのレンズは用途がかなり異なっている。

 

サンプルはほとんどが縮小画像ですが、等倍切り出しの画像("100% Crop"というキャプションが付いている画像です)もあるので、解像力はそちらを参考にしてみて下さい。

12-50mmはこれまでのキットレンズに比べるとかなり大きくなっていますが、AFを含めて使い勝手はとても良好なようです。

画質はサンプルを見るかぎりでは、色乗りがよくズームレンズにしてはボケ味もかなりよさそうですね。解像力はこのサンプルだけでは分かりにくいですが、ズームのマクロ機能としては優秀なのではないかと思います。あとは、遠景の描写を見てみたいところですね。