シグマ山木和人社長のインタビューが掲載

Photo Rumorsに、シグマの山木和人社長のインタビューが掲載されています。

Exclusive: Interview with Sigma's New CEO Kazuto Yamaki at 2012 CP+

  • インタビューはxitek.comの共同創設者であるJeff Chen氏によるもの。
  • (SD1がコストが劇的に安くなった理由について) SD1発売時にセンサーの歩留まりが悪かったために、目標の価格を実現することができなかった。昨年、シグマとFoveonの技術者が、歩留まりの改善に尽力したので、本来の価格を実現できることを確信している。そのため価格を引き下げた。
  • (SD1を既に購入した顧客への対応について) 価格差を埋めるようなプログラムを準備している。
  • (SD1と同じセンサーのDPシリーズの新型機について) センサーのコストが下がったので、より多くの顧客の手にこのセンサーを届けたいと思っている。2機種の新型DPは、46MPセンサーを採用するだけなく、大量のデータを処理するためにデュアルプロセッサーを採用している。また、92万ドット3インチ液晶モニタと、新設計のレンズを採用している。
  • (新しく登場したレンズはなぜミラーレス用なのか?) 我々のレンズ開発の哲学は、常にカメラメーカーの補完をすることだ。従って、ミラーレス市場でもこれと同じことをやり続けるつもりだ。現在注力しているのはm4/3とNEXで、おそらくペンタックスQ用のレンズは提供しないだろう。また、Nikon 1 についてはまだ分からない。
  • (レンズ交換式ミラーレスカメラについて) 個人的にはとても興味を持っており、ノウハウも持っている。タイミングが全てだ。現在、我々はSDとDPの顧客に尽くしたいと思っている。ミラーレス市場に参入する準備ができたら、3番目のシリーズに行く前にSDとDPの顧客へのサービスが十分かどうか確認したい。

 

SD1の劇的な値下げは、やはりセンサーの歩留まりが改善したためのようですね。同じ46MPセンサーを搭載するDP1/2 Merrill もあまり悩まずに購入できるような価格で登場して欲しいものです。

あと、レンズ交換式ミラーレス機は、SDやDPシリーズが一段落した時点で登場する可能性が高そうですね。交換レンズは、m4/3・NEX用に開発した交換レンズにシグマミラーレスマウント用を追加するようにすれば、比較的早く揃えることができそうです。