富士フイルムX10、X100の販売台数は予想以上

LensTip に、富士フイルムのシニアマネージャー、ウドノシンイチロウ氏のインタビューが掲載されています。

 Interview with Shinichiro Udono from Fujifilm Electronic Imaging Europe

  • (次に登場が予想されるX-Pro1のレンズは?) これから2年で9本のレンズを出すつもりだ。既に発表済みの3本を除くと、14mm、28mm F2.8パンケーキ、23mm F2.0、18-72mm F4 OIS、70-200mm F4 OIS、14-24mm F4 OISだ。
  • (手ブレ補正の採用について) ズームレンズに手ブレ補正を搭載するつもりだ。
  • (X-Pro1のセンサーを使った他のカメラについて) Xマウントのカメラは増やすつもりだが、詳細はX-Pro1の売れ行きと顧客の反応を見てから考えたい。
  • (2/3インチセンサーを採用した次のコンパクトカメラの計画について) ちょうどXS-1を発売したところで、まだX10もよく売れている。しばらくの間、これらのカメラを販売し続けるつもりだ。
  • (Xシリーズの販売台数について) 2011年にX10が12万台、X100が10万台のオーダーがあった。これは我々の予想を超えるものだ。
  • (今年中に新型のX-ProシステムかFinePix Xシリーズのモデルの登場はあるか?) 2012年中に2本のレンズを追加することを計画している。
  • (X100よりも低価格なAPS-Cセンサーのコンパクトの予定は?) X100の販売を続ける。価格と品質を考えると、APS-Cセンサーのより安価なカメラを発売するのは簡単ではない。
  • (有機CMOSセンサーはいつ量産されるのか? コンパクトやミラーレスに搭載されるのか?) 現在、商品化に向けて研究開発を進めているところだ。具体的なカメラに計画は、まだ無い。有機CMOSはまだ開発段階で、これを搭載したカメラについて話すのは時期尚早だ。
  • (一眼レフはどうなっているのか?) 我々はXマウントに重点的に取り組むつもりだ。

 

新型機に関しては特に目新しい情報はないようですが、Xシリーズが予想以上に売れているということなので、今後も同シリーズの新型機の登場が期待できそうですね。

あと、期待の有機CMOSセンサーは、まだ研究開発段階で具体的な計画はないとのことなので、残念ながら実用化にはもう少し時間がかかりそうですね。