キヤノンがAPS-Cミラーレス用の標準ズームの特許を出願中

エンジニアの嗜みで、キヤノンのバックフォーカスの短いAPS-C用標準ズームレンズの特許が紹介されています。

・Canon 18-45mm F3.5-5.6 ノンレフ用レンズの特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが18-45mm F3.5-5.6の特許を出願中。換算率1.6倍のAPS-Cの撮像素子に対応し、35mm判換算で29-70mmとなるノンレフレックス用ズームレンズ。
  • レンズ構成11群12枚、非球面4枚。前群レンズの屈折力を強めることで小型化。
  • 球面収差は±0.1mm程度、非点収差は±0.2以内、広角側の歪曲は-11%、色収差は±0.6μm程度。歪曲は完全に補正されるだろうから、ズームレンズらしからぬ、良い絵を出してくれそう。
  • バックフォーカスが極端に短いので、PowerShot G1Xのようなレンズ非交換式を想定しているのだろうか。

 

ミラーレス用のレンズであることは間違いなさそうですが、バックフォーカスが0.50mmしかないので、レンズ固定式カメラ用のレンズである可能性が高そうです。

このレンズのイメージサークルはAPS-C(1.6x)なので、ひょっとするとキヤノンはG1 X よりも更にセンサーサイズの大きなコンパクトカメラを計画しているんでしょうか。歪曲が極端に大きいので、後処理で自動補正することが前提となっているレンズのようですね。