パナソニックLUMIX G X 45-175mm F4-5.6 OIS は極上ではないが良好な性能

photozoneに、パナソニックLUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4-5.6 ASPH O.I.S.のレビューが掲載されています。

Panasonic Lumix G X Vario PZ 45-175mm f/4-5.6 ASPH OIS. - Review / Lens Test

  • 鏡筒の造りは良好で、フォーカスリングはズムーズに動く。電動ズームレバーは、録画時に揺れないので快適だ。90mmの全長はコンパクトにはほど遠いが、レンズの全長が一定なのは良い。インナーフォーカスのためレンズの前玉は回転しない。
  • AFは卓越した性能で、駆動音が静かなのでノイズに悩まされることなく動画に最適。
  • 歪曲は45mmでは0.35%、90mmでは1.6%、望遠端で1%で、小さい~中程度の大きさ。これは実写では問題にならない。歪曲は望遠ズームとしては典型的なもの。
  • 周辺光量落ちは80-175mmではわずかだが、45mm開放では1.1EVでかなり目立つ。しかし、F8以上に絞れば問題はなくなる。自動補正されたJPEGと無補正のRAWの結果では、若干RAWのほうが周辺光量落ちは大きい。
  • 解像力は良い(good)~とても良い(very good)値で、焦点距離のレンジを考えればしっかりとした値だ。解像力は45mmがベストで、画面全域でとても良い(very good)値になる。80mmでは若干解像力が落ち、120mmと175mmでは更にもう少し解像力が落ちる。
  • 色収差はJPEGでは全ての焦点距離で平均0.4ピクセル前後で目立たないが、無補正のRAWでは45mmで平均0.7ピクセル、80mmと120mmで1.7ピクセル、175mmで1.1ピクセルで、これはRAWが自動補正されないオリンパス機では目立つ。
  • 手ブレ補正は実写では2-3段程度の効果。
  • このレンズは極上の望遠ズームではないが良好な性能だ。インナーフォーカスとズームレバーの組み合わせは、動画での揺れを最小に抑えてくれる。全長が一定で伸びないのも(ライバルとの)差別化要因。コストパフォーマンスも含めて、好きになる要素の多いレンズだ。

 

光学性能は、5点満点中3点とまずまずの評価になっています。解像力はそれほど高い値ではありませんが、周辺部・四隅まで安定した値で、また、望遠側でもほとんど解像力が落ちないのは素晴らしいですね。