キヤノンEF40mm F2.8 STMはフルサイズでも四隅まで高い解像力

lensrentalsに、キヤノンEF40mm F2.8 STMのレビューが掲載されています。

Canon 40mm Pancake -- How Did They Do That??

  • マウントはプラスチックではなく金属製で、造りは予想していたよりも良好だ。
  • 絞り羽根は多くのキヤノンの7枚羽根よりもカーブが大きく、より円い形を保っている。
  • 小さなSTMモーターは無音ではないが、極めて静かだ。AF速度は電光石火ではないが、キヤノンの85mm F1.2よりは確実に速い。
  • MTF50のテストは12フィートの距離で行った。無限遠や近接撮影では、また異なった結果になるかもしれないが、この小さな40mmレンズは驚くほど良い数値を出している。MTF50のCenter は中央1点、20ptはレンズの20点の平均値を示している。ご覧のように、平均値は実に素晴らしい値で、パンケーキはしばしば周辺部が甘いことがあるので、これは特に驚きだ。(フルサイズの)5D II でも四隅まで素晴らしい解像力を維持していることにも注目して欲しい。
 レンズ   Center   20pt 
 EF40mm F2.8 870 775
 EF24-70mm 740 610
 EF16-35mm 770 635
 TS-E45mm  785 660

 

  • テスト結果はとても一貫しており、レンズの個体による性能のばらつきはほとんど無かった。
  • このレンズはF2.8でピークに近い性能で、F5.6まで絞っても若干性能が上がるのみだ。これは素晴らしいことだが、多くのレンズ(上の3本のような)は絞り込むと40mm F2.8をF4やF5.6に絞ったときよりも解像力が高くなることを指摘しておきたい。
  • フォーカスリングは細く、MFは可能ではあるが、合わせにくい。
  • このレンズにはとても感銘を受けた。レンズの大きさと価格がそこそこだったとしても感銘を受けただろうが、このレンズは大きさも価格も素晴らしい。自分に何か見落としが無い限り、この価格なら買って間違いはないだろう。

 

このレンズは以前に取り上げたePHOTOzineのレビューでも良好な結果でしたが、ここでも高い評価となっています。安価で小型・軽量のレンズですが、光学性能はなかなか優秀のようですね。近日中の登場が噂されている廉価フルサイズ機のキットレンズにもよさそうです。