M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mm F3.5-6.3 EZ は良好な性能だがワイド端で色収差が目立つ

SLRGearに、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED12-50mm F3.5-5.3 EZ のレビューが掲載されています。

Olympus 12-50mm f/3.5-6.3 EZ M.Zuiko Digital ED (Tested)

  • 解像力は12mm開放では中央はシャープだが、周辺部は若干甘い。F4に絞るとごくわずかに改善するが、それ以上絞っても改善しない。中間域の25mmではベストの解像力で、開放から非常にシャープだ。
  • このレンズに欠点があるとしたらそれは50mmで、他の焦点距離ほどシャープではないが、素晴らしい結果ではないにしろ、それでもなおとても良好だ。F8に絞ると解像力は若干改善する。
  • 色収差は12mmでは大変に目立ち、周辺部の値はグラフの枠から飛び出してしまっている。幸いなことに、望遠側にズームすると、色収差はずっとまともな値まで下がる。
  • 周辺光量落ちは12mm開放時にのみ見られ、1/3EV落ちるだけだ。若干絞れば周辺光量落ちは解消する。
  • 歪曲はわずかで、これは恐らくカメラのプロセッサ(自動収差補正)の助けによるものだ。12mmでは軽いタル型の歪曲が見られ、これは25mmまでズームすると解消する。
  • AFはとても速い。フォーカス中に前玉は回転しないので、偏光フィルターの使用は容易。MFはフライバイワイヤ(モーター駆動)で、フォーカスリングはスムーズに回転する。
  • ズームリングの回転角度はおよそ90度で、とても容易に回転する。ズーミングでレンズは伸びないので、従ってレンズの自重落下もない。新しいMSC機構により、ズーミングは非常に静かで、これは動画撮影にはとても有用だ。マクロモードでは焦点距離は43mmに固定される。
  • (オリンパスの12-60mm F2.8-4との比較では)12-60mmは非常にシャープで、色収差と周辺光量落ち、歪曲も素晴らしい結果で、素晴らしい性能のレンズだ。しかし、価格は12-50mmの2倍で、大きく重い。そして12-50mmのような進んだズーム機構は採用されていない。
  • (パナソニックの14-42mm F3.5-5.6との比較では)解像力はほぼ同等で、その他のテストも似たような性能だ(ただし、12-50mmのワイド端の色収差は除く)。しかし、オリンパス12-50mmにはより多くのテクノロジーが詰め込まれている。
  • 12-50mmは、解像力・周辺光量落ち・歪曲も良好で、キットレンズとしてはこれ以上あまり多くを求めることはできないだろう。唯一の泣き所は12mmで強烈な色収差が見られることだが、幸いこれは画面の四隅のみで見られるもので、12mm以外の焦点距離ではよく補正されている。ボディ内手ブレ補正とパワーズームの組み合わせによる動画の撮影は快適だ。

 

このレンズは高性能なレンズが揃っているm4/3のレンズ群の中では、それほど目立った性能ではないようですが、キットレンズとしては十分以上の性能と言ってもよさそうです。ワイド側が12mmスタートなのはとても魅力的ですが、キットレンズとしては鏡筒が少し大き目かもしれませんね。

2012年8月12日 | コメント(4)

コメント(4)

ワイド側の色収差の問題は、オリンパスのボディーではボディー側で補正して欲しいものです。パナはその点はボディー補正しているようですが、オリンパスの場合はなにか理由があるのでしょうか。
使ってみて、単焦点レンズの12㎜F2よりも12㎜の歪曲収差が少ないのに驚きました。
手軽に雨天で撮影が続行できるレンズなので、いつもカメラバッグには入れていきます。

発表会で最初このレンズを見たときの印象は鏡筒が長く、およそE-M5には似つかわしくないものでした。電動ズームとマニュアルズームのハイブリッドにしたことが影響しているのかもしれません。そこでこの12-50mmはパスして9-18mmを選択して、これを標準レンズの代わりにしています。後で45mmを買い足してこの2つで現在撮影していますが、超広角域があることで作品に幅ができ大変満足しています。しかし12-50mmの描写がどのようなものか気になっていたのですが、この記事を読んで、キットレンズとしては優秀だが動画を撮らない私には必要のないレンズだと改めて思った次第です。

レンズの構成や、いろんな収差には門外漢なのですが、色収差は望遠の方に出やすいのでは・・・?
換算24-100mmは魅力的な焦点距離なのですが、F6.3は無いだろうという感じですか。キットレンズだし値段もそれなりなので、多くは望めないのでしょうが・・・。

オリンパスには防塵防滴、マクロを必要とする
プロやハイアマチュアの要望が常にあると思います
それをどこまで訊くべきか?なかなか難しい問題です


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このページは、2012年8月12日 に公開されたブログ記事です。

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