オリンパスE-5後継機は4/3・m4/3・ハイブリッドなど多くの可能性がある

Imaging resourceに、オリンパスイメージング社長の小川治男氏のインタビューが掲載されています。

Q&A with Olympus President Haruo Ogawa: Quality, innovation key to staying ahead of mirrorless camera competition

  • Q: ミラーレスに注力しているように見えるが、これはフォーサーズの開発の中止を意味するのか?

    A: マイクロフォーサーズの性能はハイレベルになっているが、まだプロを満足させるレベルではない。これが、我々がまだEシステムを必要と考えている理由だ。

    E-5の後継機を考えてはいるが、我々は高画質と高性能だけを追い求めているわけでなく、小さなボディの利便性も追求したいと思っている。このポリシーはフォーサーズコンセプトの重要な部分だ。

    我々はフォーサーズレンズに対応するだけでなく、申し分なくコンパクトなサイズのいくつかの異なったボディを考えている。確実なことは現時点では何も言えないが、多くの可能性がある。

    マイクロフォーサーズかもしれないし、フォーサーズかもしれないし、ハイブリッドか何かかもしれない。我々は多くの選択肢を検討しているが、まだどのようなカメラにするのかは決定していない。


  • Q: コンティニュアスAFの高速化について

    A: 我々は常にコンティニュアスAFの高速化に挑戦しており、もちろん像面位相差AFも選択肢の1つだ。

    しかし、これから5年間のロードマップで、我々はコンティニュアスAFの改善方法に関するいくつかのアイディアを既に盛り込んでいる。その方法については話すことはできないが、将来は一眼レフレベルのコンティニュアスAF速度を実現するつもりだ。


  • Q: m4/3用のハイクオリティな大口径のズームレンズは登場するのか?

    A: 現在、大口径の単焦点レンズに注力している。もちろん、大口径ズームのラインナップの改善も考えるべきだが、このことだけでなく、フォーサーズ用のレンズをより快適に利用する方法も考えなければならない。

 

オリンパスの小川社長の発言は、「フォーサーズレンズを活かす何らかのボディを検討中」というこれまでのオリンパスの発言を踏襲する内容となっていますが、ボディのコンパクトさを強調しているので、E-5のボディを引き継ぐ大柄な4/3機が登場する可能性は低そうですね。