ペンタックスのエンジニアがSDMの故障についてコメント

PENTAX FORUMSに、ペンタックスのエンジニアJens Petersen氏のSDMの故障に関するコメントが掲載されています。

Pentax Engineer on SDM Failure and Pentax DC

  • フォトキナのペンタックスブースで、とてもフレンドリーなドイツペンタックスのエンジニア&修理技師であるJens Petersen氏と会話をした。彼はペンタックスレンズのハードウェアについて多くを知っているようだったので、彼に我々のSDMの故障に関する調査の結果を伝えた。以下は、その質疑応答だ。
  • Q:我々の調査ではDA★16-50mmとDA★50-135mmがもっともSDMが故障しやすい傾向があることがわかった。この理由を知っているか?

    A:これらのレンズは使用されている部品の設計のために、最初から故障しやすい傾向にあったと言われている。16-50mmと50-135mmは同じ回路とモーターを使用しており、これが、両レンズの高い故障率の理由だ。その他のSDMレンズはそれほど故障しない。

  • Q: このSDMの品質の問題は解決されているのか?
    A: 解決されている。16-50mmと50-135mmに使用されている部品は再設計されており、2012年以降に製造されているレンズは問題はないはずだ。
  • Q: DA18-135mmのDCモーターはなぜこれほど信頼性が高いのか?
    A: このレンズに採用されているDCモーターは、ペンタックスのカメラに内蔵されているボディ内モーターがベースになっている。とは言え、このモーターはより静かに、またレンズ内に収まるように大きく仕様変更されている。

 

初期SDMレンズの故障の話はしばしば聞きますが、この件についてペンタックスも原因を認識しているようです。現在では改良版のSDMが採用されているということなので、これから16-50mmや50-135mmを購入する予定の方は心配はなさそうですね。