・Nikon 中心と周辺で解像を揃えるOLPFの特許(※引用元サイトは閉鎖されています)
- ニコンが、中心と周辺で異なる分離幅をOLPFに持たせることで、周辺解像を低下させ過ぎない特許を出願中。 結像レンズもまた一種のローパス効果を持っているので、OLPFは中心のみに施せば良い。 今後は単純なローパスレスではなく、高度に最適化されたOLPFが主流になっていくのかもしれない。
- ニコンの特許: 接合された正負から成るOLPF。中心を厚く、周辺を薄くすることで、ローパス効果が必要とされる中心でローパス効果を強める。
- ニコンの特許は、レンズの解像が中心と周辺で異なることに着目し、周辺のローパス効果を弱めたようだ。 レンズによってその度合いは異なり、全てのレンズに対応するのは難しいと思うので、平均値が使われるのだろうか。 或いはレンズ毎に最適なローパスキャンセルを施す特許とセットで考えているのかもしれない。
最近、ニコン、富士、リコー、ペンタックスからローパスレス機が次々と発売され、ローパスレスが流行しそうな気配ですが、一方でα99の多点分離光学ローパスやこの特許の厚さの異なるローパスフィルターなど、進化したローパスフィルターを採用した機種の登場も期待できそうですね。
将来はローパスレス機が主流になるのか、より高性能なローパス搭載機が主流になるのか興味深いところです。
sue
>ニコンの特許は、レンズの解像が中心と周辺で異なることに着目し、周辺のローパス効果を弱めたようだ。
PCレンズはどうするんだろう?
Rov
単純ですがとても面白い、良い発想だと思いました。楽しみ。
Aron
サジタルとメリジオナルをどうやって別々に補正するつもりなのかニコンの技術者に話を聞きたい。
ポン
まぁ何でも挑戦することはいいと思うけど、個人的には単純にローパスレス機を期待したい。
フジのxpro1を見たけどあの解像感は圧倒的。モアレも見当たらないし、高感度性能とあわさって現状ベストバランスのセンサーだと思う。ニコンにもしも正統なD700の後継機というものが用意されてるのであれば、まさにと思わせるものがあった。
実際仕事では3,4000万画素が必要になるような大きな印刷物は少ない。
フロンティアの300dpiで印刷される仕事の方が多いので画素数に頼らないローパスレスでの解像感上昇は高感度性能を犠牲にすることなく理想的なのでは。早い話がフジセンサーのフルサイズ化をニコンボディに収めたs6proでもでれば現状では多くのフォトグラファーが最も求めるものだと思う。
鳥
個人的には、ローパスをオン・オフする仕組みがすでに実現できているなら、まずはそれを製品化して欲しいです。。
ハードウェアレベルで、部分ごとに変えるとか、レンズごとに調整とか、いかにもハードルの高そうな難しい仕組みを導入する前に。
今は、ローパスレスにするには総合的な問題が多いので、なんだかんだ言ってマニアックな一部のカメラだけが試験的に導入といった側面が強いですが、オン・オフ可能でさえあれば、ユーザーが自分の好みで選択できることで、ローパスの功罪云々という議論や問題からも解放され、どのカメラでも採用でき、どのカメラでもローパスレスの恩恵を受けれるようになります。
また、ブラケティング撮影のように同時にオンとオフの画像を両方撮影して問題のない方を残したり、ソフトウェアで、レンズの収差を考慮した合成をすることだって可能なはずですから。