パナソニックDMC-GH3は高感度の画質が大幅に改善

ePHOTOzineに、パナソニックLumix DMC-GH3のレビューが掲載されています。

Panasonic Lumix DMC-GH3 Review

  • GH3は大きな防塵防滴のボディを採用し、GH2からの大幅なアップグレードのように感じる。GH3は旧型よりも更にミニ一眼レフのように感じる。
  • 操作系はシャッターの後ろにWB・ISO・露出補正のボタンがある整然としたデザインで、設定を変更はやりやすい。快適なグリップとボディ左側のラバーコーティングで、ハンドリングも改善している。
  • バッテリーライフはCIPA規格で540枚で、(実写テストでは)バッテリーが無くなるまでに500枚以上撮影することができた。バッテリーグリップを使うと、1100枚まで撮影が可能だ。
  • シャッターレスポンスはとても良好(0.05秒)で、AF速度はレンズのワイド端でもテレ端でも素晴らしく速い。起動時間は早く(0.9秒)、撮影から撮影までの時間もとても短い(0.5秒)。連写はJPEGでは6コマ/秒で、スローダウンするまでに25枚、RAWでは5コマ/秒でスローダウンまでに18枚撮影することができた、
  • サンプルでは色乗りは良いが、若干露出アンダーの傾向が見られる。フラッシュは赤目が非常に少なく良好な性能だ。
  • 高感度はISO800までは素晴らしいディテールでノイズが少ない。感度が上がるに従って色ノイズの兆候は見られるが、発色は極めてクリーンだ。ISO1600ではノイズが見え始めるが、ディテールはまだ良好で、ISO3200と6400でもディテールは残っている。GH3と比較するとG5やGH2はISO3200とISO6400でノイズが顕著に目立ち、高感度のディテールもずっと劣っている。
  • オートホワイトバランスは白熱灯下では顕著に暖色になり、プリセットを使ってもほとんど改善されない。蛍光灯下ではオートホワイトバランスは極めて良好だ(蛍光灯のプリセットは用意されていない)。
  • 動画はありとあらゆるモードが用意されている。動画のクオリティはとても良好で、手動で感度をISO125から6400までマニュアルで選択することができる。マイクは19段階で調整可能で、ウィンドカット機能も用意されている。
  • GH3はこれまでのm4/3機で最も進んだカメラの1つだ。高感度性能はこれまでのどのパナソニック機よりも良く、ディテールはISO6400でも維持されており、画質はとても良好だ。動画機能はとりわけ優れている。価格はレンズキットが2099ポンドで、GH2の2倍の価格だ。時間が経てば値下がりが期待できるとはいえ、この価格はある程度障壁になると感じざるを得ない。m4/3機で最高の動画機能が欲しく、また特に悪天候下でも使用したいなら、GH3を大いに推薦する。
  • 良い点: 使い勝手が素晴らしい、画質が素晴らしい、大きなストラップ、防塵防滴、バッテリーが長持ち、カスタム範囲が広い、6コマ/秒の連写、縦位置グリップが使える、Wi-Fiが内蔵されている。
  • 悪い点: 価格が高い、白熱灯のオートホワイトバランス、マニュアルモードでオートISO機能が無い。

 

GH3はこれまでのパナソニックのm4/3機と比べて、特に高感度の画質が大幅に改善されているようですね。サンプルを見る限りでは確かにノイズは少ないようで、ISO1600までは普通に使えそうです。価格に関しては、海外のレビューでは高いとよく言われていますが、国内の販売価格がどのくらいになるのか気になるところですね。