オリンパスED 60mm Macroは高解像力で周辺光量落ちが少ないレンズ

DxOMarkに、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm Macroのスコアとパナソニック45mm F2.8との比較レビューが掲載されています。

Olympus M. Zuiko Digital ED 60mm f2.8 Macro: For super-sharp outdoor close-ups and video

 (テスト機はGH2)   ED 60mm F2.8 Macro   パナソニック45mm F2.8 OIS 
DxOMarkスコア 17 16
解像力 9P-Mpix 8P-Mpix
透過 3.2T 3.2T
歪曲 0.1% 0%
周辺光量落ち -0.7EV -1.3EV
色収差  8μm 10μm

 

  • 2本のレンズの解像力はかなり近い値で違いはそれほど目立たないだが、絞り開放の解像力のフィールドマップを見ると、オリンパスの方が中央が若干シャープなことが分かるだろう。
  • 光の透過率は同程度で、どちらもF2.8よりも0.4EV低い値になっている。歪曲はどちらのレンズも0.2%のしきい値を下回っており、全く目立たない。色収差はどちらも若干見られる。
  • 周辺光量落ちに関してはより大きな違いがあり、オリンパスが良好だ。絞り開放のフィールドマップを見ると、この2本の周辺光量落ちは大きく異なっているのが分かるだろう。オリンパスは四隅でパナソニックよりも2/3段分優っている。
  • 60mm Macroは、DxOMarkの多くの項目で好成績で、また防塵防滴と動画に最適なMSC機能を備えており、アウトドアのマクロ撮影にはよい選択肢だ。より高価なライバルであるパナソニック45mm F2.8と比べると、オリンパスは素晴らしい解像力とm4/3の単焦点でトップクラスの周辺光量で、価格の割に良好な性能だ。

 

m4/3の単焦点レンズは高性能なものが多いですが、この2本のマクロもとても良好な性能ですね。性能は数値的にはオリンパスの方が若干良好ですが、周辺光量落ち以外の差は小さいので、この2本は光学性能よりも焦点距離や、レンズ内手ブレ補正の必要性などで選択した方がよさそうですね。