シグマ60mm F2.8 DN は画面全域で非常にシャープなレンズ

DxOMark に、シグマ60mm F2.8 DN のEマウント&m4/3マウントのスコアのレビューが掲載されています。

Sigma 60mm f/2.8 DN A MFT and NEX mount lens reviews: High performance, accessible price

 (NEX-7、GH2)  Sig60F2.8(NEX) SonyE50F1.8 Sig60F2.8(m4/3) Oly60F2.8
DxOMarkスコア 23 23 19 17
解像力 16P-Mpix 13P-Mpix 10P-Mpix 9P-Mpix
透過 3.3T 2.1T 3.1T 3.2T
歪曲 0.2% 0% 0.1% 0.1%
周辺光量落ち -1EV -1.6EV -0.7EV -0.7EV
色収差  4μm 2μm 8μm 8μm

 

  • NEX-7との組み合わせではDxOのスコアは23に達しており、実に良い性能だ。これはこれまでテストしたソニーEマウント用レンズで、ベストのスコアだ。解像力は値が高いだけでなく、画面全域で均一性が高く、解像力の落ち込みは全域で7%未満だ。歪曲と周辺光量落ちはこのタイプのレンズとしては予想範囲内の良好な値で、色収差も非常に少ない。
  • m4/3用(テスト機はGH2)もNEX用と同様で、画面全域で一貫して非常にシャープだ。NEX用と比べて透過は大きな違いはなく、周辺光量落ちは少ない(いずれもよく補正されている)。色収差は若干大きいが、実写ではほとんど目立たない。
  • キットズームと比べると汎用性はないかもしれないが、0.5mまで近付けるのはクローズアップに有用で、リニアモーターによるAFは動画により適している。光学性能に関しては、しっかりしており、239ドルの価格は手頃だ。

 

表は左側の2つがNEX-7、右側の2つがGH2によるスコアです。シグマ60mm F2.8はNEXでもm4/3でも解像力がとても高く、安価なレンズにもかかわらず純正レンズと同等かそれ以上のスコアを出しているのは見事ですね。