シグマAPO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM はこのクラスではとても良好な性能

DxOMark に、シグマAPO50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM のスコアとレビューが掲載されています。

Sigma APO 50-500mm f/4.5-6.3 DG OS HSM Nikon mount lens review: solid performance, accessible price 

 (テスト機はD600)   Sig50-500OS  Sig120-400OS   N AF-S80-400VR 
DxOMarkスコア 20 19 21
解像力 14P-Mpix 12P-Mpix 13P-Mpix
透過 6.6T 5.9T 5.8T
歪曲 0.4% 0.3% 0.3%
周辺光量落ち -1.2EV -1.2EV -0.9EV
色収差  10μm 7μm 4μm

 

  • D600によるテストでは、50-500mmは実に良い性能だ。DxOMarkのスコアは20に達しており、これまでに見た超望遠ズームでは最も高いスコアの1つだ。
  • 解像力のスコアは焦点距離によって少しバラつきが見られる(50mmがベスト)が、14P-Mpixの解像力は、ニコン80-400mm と近い。透過の平均6.6T(ズームレンジ全域では5.3-7.5T)は若干期待はずれだが、歪曲と周辺光量落ち、色収差はこの種のレンズとしては全てとても良好だ。
  • より新しいニコン80-400mm VR と比較すると、総合スコアではシグマが若干後れを取っているが、解像力ではシグマが若干優れている。
  • ニコン80-400mm VRは多くの改良が施されており、シグマは望遠端では完璧な性能ではないかもしれないが、広角域の際立った汎用性と、ニコンより約1000ドル安いことを考えると、無視できない存在だ。

 

シグマ50-500mm OS は、スペックの割りには比較的安価なレンズですが、性能的には結構優秀なようですね。ニコンの80-400mm VR とのスコアの比較では、シグマは10倍ズームにもかかわらず、よく健闘しているという印象です。このレンズは、レンズ交換が出来ない忙しい撮影では重宝しそうですね。