シグマ30mm F2.8 DNは価格を考慮すれば良好な性能

DxOMark に、シグマ30mm F2.8 DN (Eマウント版)のスコアとレビューが掲載されています。

Sigma 30mm F2.8 DN A Sony E mount lens review: reliable performance, accessible price

 (テスト機はNEX-7)   Sigma30F2.8DN  Touit32F1.8   SonyE35F1.8 
DxOMarkスコア 19 22 21
解像力 10P-Mpix 13P-Mpix 11P-Mpix
透過 3.1T 2.1T 2.1T
歪曲 0.3% 0.6% 0.7%
周辺光量落ち -1.2EV -0.8EV -1.8EV
色収差  15μm 12μm 6μm

 

  • NEX-7によるテストでは、シグマ30mm F2.8 DNは、199ドルの価格を考慮すると良好な性能だ。とは言うものの、このレンズは(16P-Mpixの60mm F2.8 DNのような)トップレベルのシャープさではない。良い面は、解像力が画面全域でまずまず一貫していることだ。周辺光量落ちや色収差は、開放F2.8のレンズとしては大きいが、歪曲は穏やかだ。
  • 開放がF2.8で厳しい条件での撮影が目的のレンズではないが、199ドルの価格は一般的な用途の標準レンズとしては良好なコストパフォーマンスに思える。解像力は平均的なレベルで、色収差や周辺光量落ちは若干大きいが、後の2つはJPEGではカメラ内、RAWではソフトによる後処理で修正可能だ。

 

30mm F2.8 DN はEマウント用の単焦点レンズとしてはそれほど際立ったスコアではありませんが、ツァイスの32mmとソニーの35mmは、どちらもシグマよりも高価なレンズ(特にツァイスは何倍も高価)なので、シグマは価格を考えればなかなか健闘しているという印象です。