ソニーは驚きを与える商品作りをしていく

デジカメWatchに、ソニーの槙公雄氏のインタビューが掲載されています。

メーカーインタビュー2013:ソニー編

  • 昨年のことだが、(台数ベースでの)デジタルカメラ市場の成長が止まり、むしろ縮小したということが明らかになった。ではここにどう対応するか? ということで、高付加価値路線にギアを変えていった。
  • スマートフォンには、"写真機としての限界"がある。 互いに近付いているが、それぞれに限界があるため、スマートフォンとカメラの世界はうまく繋がるだろうと考えている。
  • (極端な製品が多いことについて) それはソニーのDNAだとしか表現できない。何か新しいことをやりたい、他人とは違うものを作りたい。そう思うからこそソニーに入って来た。RXシリーズを出して以降、"もっともっと"という気持ちが大きくなっている。エンジニア自身が楽しみながらもっと上を目指すムードは、ソニーの成長期にあった雰囲気に似てきている。
  • (今年のデジタルカメラ業界について) レンズ交換式カメラの市場環境が大きく変わったと思う。一眼レフカメラの出荷台数が減った(15%程度)点がよく言われているが、直近のデータを見ると、一眼レフにも値崩れの傾向が出始めていて、一時の底堅さに翳りが見え始めている。一方で35mmフルサイズセンサー搭載カメラをはじめ、高付加価値の趣味性が高いカメラは好調だ。
  • Aマウントをやめることはない。Aマウントの新商品もしっかりと開発をしているので、その登場に期待して欲しい。ミラーレスの比率が多いことは確かだが、今年はミラーレス機の新ボディの発売が多かったという事情もあり、新製品投入サイクルの波もあるので、ソニーとしてどちらか片方が重要ということではない。
  • コンベンショナルな一眼レフは、前述したように売れなくなっている。では一眼レフはダメなのかというと、趣味性の高い一眼レフカメラは、しっかりと大きな存在感を示している。一眼レフにしか出せない価値もあるため、ソニーとしては両方で新しいことにトライしていく。
  •  (来年の新製品について) "いったい、これは何なんだ?"と驚きを与える商品作りをしていくので楽しみにしていて欲しい。

 

ソニーは来年も引き続き他のメーカーがやらないような新しい製品、奇抜な製品を出してきそうで、大いに話題を提供してくれそうです。

Aマウント機に関しては、ソニーはこれまでも一貫して継続すると述べていますが、ここでもそれは変わっていないようですね。あと、記事の最後の方で一眼レフについて言及しているのが、気になるところです。