リコーイメージング(ペンタックス)のインタビューが掲載

Pentax Forums に、CP+2014で行われたリコーイメージング(ペンタックス)のインタビューが掲載されています。

CP+ 2014 Interview with Pentax in Japan

  • (今後のコンパクトや一眼レフへのWi-Fiの搭載は?) 全てのユーザーがWi-Fiを求めているわけではないが、潜在的な需要は高まっており、将来のWi-Fi内蔵の可能性を検討するつもりだ。
  • (マニア向けのコンパクトを重要な市場と見ているか? 将来、このジャンルの更なるカメラが登場するのか?) コンパクトカメラ市場は 低下傾向にあるが、高倍率ズーム機、防水コンパクト、プレミアムコンパクトは堅調で、我々は主にこれらのカテゴリのコンパクトを開発し続けるつもりだ。
  • (新しい645D 2014 の目玉は?) 新型の645DはCMOSを採用しており、CCDでは実現できなかったいつくかの新しい機能が提供できるようになった。
  • (PENTAX Q でEVFをサポートする考えはあるか?)  現状のQのボディはEVF端子が無いので残念ながらEVFを追加できない。EVFの要望には気付いており、要望が増えるようなら、検討するつもりだ。
  • (サードパーティー製のレンズの発売が減っているが、問題だと思っているか?) サードパーティーの計画や製品を管理することはできない。従って、この質問には十分な回答はできないが、サードパーティーとはいつでも話し合う用意がある。
  • (Kマウントレンズの絞りリングのサポートは?) 中古市場では時間の経過とともに絞りリングのあるレンズはどんどん少なくなっている。露出も現在の技術ほど正確ではない。この2つの理由から、絞りリングの再導入は優先事項ではない。
  • (DAはF1.4のレンズが1本あるだけでコンパクト化を重視しているが、この設計哲学は続けるのか?) ボディだけでなくシステム全体のコンパクトさは、我々のアドバンテージの1つだ。それに加えて、高感度と画像処理が以前よりもずっと改善されているので、差し当たってF1.4よりも明るいレンズを開発することは最優先事項ではない。
  • (他社のように最終的にはボディ内モーターのレンズをSDMやDCに置き換えるのか?) 我々はレンズによって最善のフォーカスシステムを選択している。AF速度に関しては、現時点ではボディモーターの方がトルクが大きいが、より高速なレンズ内モーターも入念に開発を行っている。
  • (DA300mmとDA560mmの間のギャップを埋めるレンズは計画しているか?) 単焦点レンズではないが、これらのレンズの間をカバーするより長い焦点距離のズームレンズを計画している。
  • (他の大手の一眼レフメーカーはAPS-Cに注力していないように見えるが? ハイエンドAPS-C市場を追求し続けるのか?) 統計を見ると、APS-Cはまだ一眼レフ市場の90%以上を支配している。この状況は、そうすぐには変わらないと考えている。APS-Cはサイズや重さ、価格などのいくつかのアドバンテージがあり、我々は引き続きAPS-C機の開発に注力し続ける。
  • (フルサイズ機の計画は?) 研究開発は継続しているが、まだそれに付いては話すことができない。プロフェッショナル市場について言えば、我々にはフルサイズよりもずっとハイクオリティな645Dがある。

 

フルサイズ機に関しては、今まで同様に研究開発を続けているという回答で、以前のインタビューでの「フルサイズ一眼レフの開発は進めている」という発言から既に1年4ヶ月経っているので、できればもう少し具体的な情報が欲しいところですね。

あと、645DはCMOSの採用で、いくつかの機能が実現されているということなので、これまでの予想通り、ライブビューと動画が実現する可能性が高そうです。