α7ユーザーは"マストバイ"な標準ズーム――ソニー「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS」
- ボディとの合計重量が1キログラム以下なので、疲れを感じることなくグリップをホールドして撮影することができた。ただレンズマウント部を持って歩くと、ネット上で話題になった「マウント部がグニャグニャする」という事象を感じることができた。
- カメラ側のレンズ補正をオフにして撮影したが、玉砂利ひとつひとつのディテールは良好だ。砕け散る波の質感も高い。ハイライトから暗部までのトーンはなかなかのもの。
- 若干周辺光量落ちが気になるがこれは味と考えよう。どうしてもという場合は2段ほど度絞れば解消する。
- α7/7Rユーザーにとってこのレンズはマストバイだろう。軽量コンパクトなのでこのようなハイクなどでも非常に重宝する。
このレンズは、中央は非常にシャープですが、周辺部は倍率色収差が目立ちぎみで少し甘く感じます。これは自動補正をONに(もしくは現像時に補正)すればすっきりするかもしれませんね。ボケは少しクセがあるような印象です。
風来坊
時間の都合で海辺の写真のみ見ましたが、等倍?で収差が直ぐに認められます。
とても気になっているセットですの、やはり収差は気になります。
ソニーのソフトで補正できるのでしょうか?
5N&5Rユーザー
本文中にもありますが、非球面×5とED×1の構成が価格に反映されている気がする様な…
そのお陰で小型軽量なのに手ぶれ補正あり、中央の画質は素晴らしいって事ならブランド銘は別として価格なりに有用なのではないかな、と。
APS-Cで使うと真価を発揮したりして?
とおりすがり
記事ページの縮小画像の状態ですら周辺の酷い色収差が分かってしまいます。
レンズ収差補正をOffにしているにしろ、ZEISS銘の付くレンズにしては、期待外れに思いますね。
ユーザーとしては、フルサイズは目的ではなくて手段なのですが…
風来坊
ソニーに限らずC社も標準Lズームレンズなど盛大に出ています。
基本的にRAW撮りとしているので、撮影後に処理をして気持ちもスッキリさせています。
ソニー使ったことないのですが付属ソフトで処理できるなら了解です。
一定の描写性能を確保できていればコンパクトさは結構重要ですので・・。
kwannon
玉砂利の海岸、解像感がよいですが砂利の色収差がすごい。倍率色収差は絞っても消えないからソフトで修正するしかないですね。
仰向けのモデルさん、すごいアップです。黒目を大きくするコンタクトレンズがばっちり写っています。カメラマンが瞳にしっかり写り込んでいるし、解像感がよいです。うーん10万円かー。
Y.R.
定価25万する24-70/2.8ZAでも、収差とかフリンジはそれなりにでますよ。
ズーム、軽量、解像力、色ノリ、そういう総合力で考えれば、このレンズが10万程度なのはとても妥当だと思います。
ツァイスレンズは解像力と色ノリ重視のレンズです。
ラインナップの他レンズと比べても色ノリに関してはハイレベルです。
16-35/2.8ZAなどは広角レンズということもあり収差は結構ひどいですが、後処理でフォローできますし。
ID忘れ
トータルでは悪くは無いと思います。このレンズ。良いレンズとも思わないけど、普通かと。
FEマウントのレンズはこれからなので、期待したいですね。
このレンズの描写で擁護のOKを出しちゃうと、あまり期待できなくなるかも(笑)
hui
収差は補正しても本来の解像感が完全に復元されるわけでもなく逆に不自然になる場合があるので、光学的に補正されている物が理想的です。
EF24-70IIや70-200IIの様な比較的新しい物でも目立つ収差は現れるので、フルサイズならではの難点とも言えます。
ぱんた
ソニー24-70ZA F2.8 使ってましたけど
24mmの周辺というかコーナー付近が流れるのが
とても気になりましたがフリンジは気にならなかったです・・・
流れるのは実害はありませんでしたがちょいと気分はアレですかね(笑)
*強い光源ではゴーストやフリンジらしきものは出ました
アサカメさんチェックのMTFの数値では
ニコンやキヤノン(新型)とほぼ変わりませんし
勝っている部分もあるくらいなのですけどね・・・
そのあとK-5とDA★16-50を使ったのですが
白い被写体を撮ると中央からフリンジ(軸上色収差?)はでるし
倍率色収差も容易に判別できるくらいハッキリでまして
なんだかんだフルサイズ用で高いだけあって
ZAレンズは性能が良かったのかなぁと思ったことがあります^^;
このFE24-70は砂利の部分などを見ると
コーナーではなく周辺部に差し掛かると画質が低下しているように見えますね。
周辺までしっかり解像して欲しい用途にはちと不向き?なのでしょうか。。。
WE
24-70mmF4ZAの作例はα7のカタログで確認できますし、
今月の各カメラ雑誌でもレビューが載っているので、
そのほうが参考になるんじゃないかと
実際の使用でレンズ補正をオフにする人はまずいないと
思うので・・・
フルサイズの標準ズームに、単焦点ツァイス、
フォーサーズHG・SHG並の完璧な周辺画質を
求めるのは無理で若干の割り切りは必要ですが、
手振れ補正、426グラムという軽さ、
APS-Cの16-70mmF4に通じる発色の良さは
魅力ではないかと思います
CR
現状、これが「(ソニー製)ツアイスのズームレンズ」の仕様であり、特徴なんだと思います。
現実問題として、「それじゃあ、もっと写りの良いレンズ」となると、具体的にどのレンズが良いのか? 単焦点レンズを何本も持ち出すような選択になってしまいます。
AマウントのDT 16-80mm F3.5-4.5を使っています。
今回のFE 24-70mm F4と、E 16-70mm F4は使ったことはありませんが、ネット上の作例や他の方のレビューなどを総合して考えると、ソニー製ツアイスのズームレンズは、3本とも基本的な設計思想が同じなんだと思います。
DT 16-80mmの写りも、今回のFE 24-70mmとよく似ていて、周辺の色収差や像のくずれ(解像度の低さ)が目立ちます。(しかし、レンズ補正機能を効かせれば色収差はなくなり、だいぶすっきりした描写になります)
それとは別に、色のりや、トーンの再現、フレアが出にくい、ズームとしては不快感を感じさせない背景のボケなど、長所と取られる点もあります。
……といった(2014年現在で見ると)一長一短のある性能ですが、DT 16-80mmが発売された2006年当時であれば、まだフィルムカメラ時代やデジタル初期のズームレンズの(性能の低い)印象が強く、「かなり優秀」という評価になったのだと思います。昔のレンズの色収差はひどく、それが当たり前でしたが、それに比べればツアイスズームの色収差は少な目でした。
その後もソニー製ツアイスズームの設計思想は基本的には同じままで E 16-70mmとFE 24-70mmが発売されているので、最新の単焦点レンズや、解像度重視のシグマのズームレンズなどと比べると、以前よりはアドバンテージを感じにくくなっているのだと思います。
パソコンのモニター上で等倍鑑賞されると「この程度か?」という評価になりがちでしょう。
現状の写りを「健闘している」と感じるか、「がっかり」と感じるか、人それぞれだと思います。
現に、今回のiTmediaの評者はほめていますが、同じ画像を見てこの掲示板に不満を書きこんでいる方もいるわけですから。
あと、3本のソニー製ツアイスズーム共に、個体差を感じるケースがあるようですね。
ズーム時、レンズ全長が伸びたときに、個体によっては偏心の影響が大きくでて、周辺の解像度が落ちるケースがあるようです。個体によっては、全長が伸びなくても解像度がいまひとつ、という声もあるので、組み付け精度が出にくいような仕様であるとか、部品形状や単品精度に何か原因があるのか?
基本仕様や、製造に起因すると思われるバラつきは、おさえてほしいものです。
superbnekodaisuki
現在は他社のミラーレスを使っていますが、以前は短期間ですがソニーのフラッグシップα900とAマウント用の高級レンズのツァイスSAL2470ZAを使っていた事があります。
結局、私は色々と撮り比べて見た結果、ソニーツァイスの大三元ズームがニコンやCanonの大三元ズームと比べて値段の割に周辺の描写が微妙だったので残念ながらソニーを全て泣く泣く手放してしまいますた。
おそらくこのFEレンズの24−70もAマウントのツァイスズームと同じ様に周辺がボンヤリしたような描写なのでしょうね。
FEの単焦点は割と評判が良いみたいなので、元ソニーの短期ユーザーですがソニーにはズームも頑張って欲しいですね…。
ソニーから単焦点並のフルサイズズームが出れば、現在メインで使っている富士フイルム社のカメラのサブ機orメイン機として導入してみたいと思う次第です。
写真座
ソニー製レンズの個体差によるばらつきはグレードにかかわらず
国内外を問わずもう何年も前から指摘されていますが、一向に改善が見られないですね。
買って直ぐ本番前に自分でテストして見極める人はまだいいですが
そういう人ばかりではないですから、かなり深刻な問題ですね。
レンズもいいけど
価格と大きさを考えたらこんなものかなと。何よりもズームで手ぶれ補正ができるのがポイントなもので。便利さには変えられません
レンズもいいけど
ソニーツァイスはライカパナのようなソニー設計のツァイスOEM生産なのでしょうか?それとも設計から一貫してツァイスなのでしょうか?
infoget
確かに、ソニー純正はボディとのバランス重視、ツァイスは画質重視の明確さがあるとユーザーもはっきり選べるかもしれません。
そういう意味でのツァイスだからこその不満という感じでしょうか。レンズとしてはダメレンズではなくあくまで普通のバランスで良いという所でしょうか。
panpan
それは歪曲じゃなくて像面弯曲でしょ
to
フルサイズ対応のF4通しズームでこれだけ小型軽量なら、画質はこれが限界なのでは?
手ブレ補正を搭載しつつ小型軽量なズームの周辺が甘いのは他も同じですし。
PPG
最近のソニーの単焦点は思いっきり収差を補正してきますが、ズームの方はそうでもないんですね。ミラーレスは小型が売りですからあまり大きく出来ないというのもあるんでしょうし、もともとZEISS自体、ズームレンズで定評がある訳ではないですから、ZEISSという名前から特別な描写を期待しているひとにはちょっと違うのかもしれませんね。値段相応の普通に良いレンズと思いますが。
それよりマストバイは言い過ぎでしょう、今は単に選択肢が無いだけですからw。
ぎゃーとる
レンズもいいけどさん
ソニーツァイスはソニー設計だったかと。
85mmZAなどもソニーの社員の方だったはずです。
ミノルタGレンズの世代交代時にツァイス銘で発売してる感じですね。
レンズ特性もツァイスのそれじゃなくミノルタ的ですし。
take
レンズ性能と比較して画素数が多すぎだと思います。
1600万画素くらいだったらもう少し褒めてもらえたかも
しれませんねー。3600万画素を活かそうと思ったら
高級単焦点を絞りこまないと難しいと思います。
風
私の感覚では、α7の画素数でJPG撮って出ししてる限り素晴らしいレンズです。
解像感は単焦点並みだと思います。
ボケについても背景整理さえすれば、良いボケ方しますよ。
今月発売のいくつかの雑誌評価も軒並み良いですね。
えーなな
他メーカーの事はよく知らないのですが、
フルサイズ用レンズでも周辺キッチリが当たり前なんでしょうか?
程度の差こそあれ、フルサイズとはこういうもんだと思って使ってますが
収差を光学レベルで極限まで補正した、大きくて高価なレンズはEマウントには不要です
でも単焦点並とは、ちょっとお世辞にも言い難いかな
ボケ方もはっきり言って好みじゃないです
この辺りは好みと、使いこなしの話だと思いますが
結局真剣に画質を追求したい時は、Aマウントレンズを持ち出してます
kos
レンズ性能以前にですね、
ツァイス銘のレンズには、
「軽量コンパクトで非常に重宝するレンズ」
という評価のレンズをソニーユーザーが求めてないだけでしょうね。
メーカーの感覚がズレているということ。
そういうレンズはソニー銘で出せばよい。
kos
>収差を光学レベルで極限まで補正した、大きくて高価なレンズはEマウントには不要です
そうなっちゃうとEマウントの未来はありません。
m4/3はそろそろ、高画質路線の大型レンズに移行しつつあります。
ボディの大小と同じで、小さくシンプルなものから大きく高性能なものまで、レンズも同じで幅広くラインナップしないとだめでしょう。
ツァイスは高性能優先でよいと思います。ソニー純正が他を補えさえすれば。
ブランドってそういうものなので。
寛
レンズもいいけどさん
DxO Markで本レンズのスコアが出たので見てきましたが、
D800+24-70 f2.8G
5D3+24-70L f4
と比較しても十分なスコアになっていましたよ。
色々得手不得手はありますが、同一絞り値なら、D800+24-70f2.8Gと大体同レベルで戦える優秀なレンズだと思います。
これ以上の画質を求めるなら、単焦点を考えるべきでしょうね。