ニコンD810は遠景の細かい部分まできちんと描写

ITmedia に、ニコンD810のインプレが掲載されています。

「D810」インプレッション(前編)

  • 等倍表示にすれば、画面四隅までくっきりと解像していることが分かるはず。肉眼では確認できない、遠景の小さな枝や葉っぱまできちんと描写しているのは気持ちよく感じる。撮ったままのJPEGデータでここまで写れば不満はない。
  • 写真の細部をチェックすれば、ところどころにモアレが生じ、実際にはない色である紫や黄色のしま模様が見られるが、一般的な撮影用途では、あまり神経質になる必要はないと思う。
  • ベース感度がISO64となったので、明るいシーンでも低速シャッターで撮影しやすいほか、晴天の屋外で大口径レンズの開放値が使えるメリットがある。
  • 高感度は(ISO4000およびISO6400では)ザラザラとした高感度ノイズはそれなりに見られ、ノイズリダクションによる細部のつぶれも多少あるが、汚いという印象はなく、クリアな発色とくっきりとしたディテール描写を確認できる。

 

D810はローパスレス機らしく、遠景をピクセル等倍で見ても細部までよく解像しているという印象です。色は彩度が高く、これまでよりも少し鮮やかになったような感じがします。モアレは現像時にかなり改善できるようですし、風景ではそれほど問題はなさそうです。

ベース感度がISO64になったのは、日中野外で大口径レンズを絞りを開いて使う場合に、NDフィルター着脱の手間が大きく減るので、嬉しい改良ですね。