PENTAX K-3 の回折補正機能はアンシャープマスクとあまり変わらない?

Pentax Forums に、PENTAX K-3 の新ファームによる回折補正機能の検証記事が掲載されています。

Pentax K-3 Firmware v1.10 Released

  • K-3の新ファームのメインとなる機能は回折補正で、絞ったときの画質の低下を補正する。この機能はJPEGでのみ適用され、また、ペンタックスDA、DA L、D FA、FA Limited レンズでのみ機能する。
  • 短時間のテストの後、この回折補正機能は基本的にシャープネスをかけるアルゴリズム(言い換えれば、アンシャープマスク)だとわかった。サンプル画像は、K-3とDA18-135mmでISO100、F16(上段の2枚)そしてF22(下段の2枚)で撮影した画像の等倍切り出し画像だ。
  • 多くのJPEGで撮影する人にとっては、この機能は確かに、カメラからの出力を一層改善し、後処理の必要を減らすものだ。ピクセルレベルでは、回折で失われているディテールのうちのいくらかが回復されている。
  • RAWで撮影するユーザーは回折補正は適用できないので、自分で処理する必要がある。少し手間がかかるが、回折補正機能以上とは言わないまでも、後処理でも同じような効果を得ることができる。

 

元記事のサンプルを見る限りでは、回折補正をONにするとF16とF22のどちらのサンプルも解像感が結構上がっているように感じます。アンシャープマスクをかけたRAW画像との違いは、この作例では露出が少し違うこともあって、あまりよくわかりませんが、回折補正のON・OFFで絞り込んだ時のシャープさがかなり変わることは確かなようですね。