・Panasonic Lumix G Vario 35-100mm f/4.0-5.6 Asph Mega O.I.S. Review
- 鏡筒はつや出し仕上げのハイクオリティなプラスチック製で、マウントは金属製だ。レンズの重さは135グラム、収納時の全長は50mmしかない。
- 手ブレ補正は、注意深く撮影すれば100mm・1/15秒で半数以上のシャープが画像が得られた。これは、おおまかに言って3段分の効果だ。
- 解像力は35mmでは、開放から既に画面全域で素晴らしい値(excellent)で、この解像力がF8まで維持される。
- 50mmでは中央の解像力は増し、(開放から)際立った値(outstanding)になるが、隅の解像力は若干低下している。それでもなお、隅は(開放から)とてもよい値(very good)だ。
- 100mmの中央の解像力は開放時がピークで、中央は素晴らしい値(excellent)で、隅は良好な値(good)だ。
- 色収差はズーム全域でとても良く補正されているが、100mmで絞り込んだときは色収差が大きくなり、1ピクセルを超える。これは大きなプリントや周辺部からのトリミングでは、ハイコントラストな部分で目立つかもしれない。
- 周辺光量落ちは、35mm 開放で1.75EV、100mm 開放で0.804EVで、このタイプのレンズとしては標準的で大きな問題はないはずだ。F8まで絞るとズーム全域で見た目に均一になる。
- 歪曲は35mmで0.146%のタル型、100mmで0.114%の糸巻き型で極めてよく補正されている。歪曲の形は整っているので、必要なら後処理での補正は比較的容易だ。
- 逆光では、太陽に向かって撮影した場合でもコントラストは良く維持されている。
- 全体的に見て、この小さなレンズのあら探しをするのは難しい。光学性能は、価格から考える以上に良好だ。コンパクトな望遠レンズを探している人は、このレンズも候補に加えるべき。
- 良い点: ズーム全域で開放から優れた解像力、コンパクトな沈胴設計、良好な造り、軽量、手ブレ補正、適正な価格。
- 悪い点: より安価な競合製品の望遠端がより長い(しかしそれらはもっと大きい)。
パナソニックの35-100mm F4-5.6 は、非常に小型軽量なレンズにもかかわらず、ズーム全域で良好な性能ですね。開放からピークに近い性能が出ていて、望遠端での解像力の落ち込みも少ないのでとても使い勝手がよさそうです。
このレンズと、GMシリーズのボディ+12-32mmとの組み合わせで、非常にコンパクトなシステムを組むことができますね。
tebura
レンズは良いんでしょうけど・・・サンプル画殆どブレてますね。。
りゅうころ
普及価格帯の中望遠ズームをここまでべた褒めするとは…
最近のパナ機に興味津々なので購入を後押しされている気分です。
GMシリーズ+ダブルズームキットのお値打ち価格で迫られたらポチしちゃいそうですわ。
774RR
GM1持ちなので人柱の人達のレビューが終わってから購入予定ですわ
これで野良猫に逃げられずに済む…
tosscar
F2.8のレビューかと思えるぐらいべた褒めですね。F2.8を買ってしまったので、F4通しだったら検討したのですが、F値可変だと悩みますね。
ただし、GM1,GM5との組み合わせでは、F4-5.6の方がバランスよさそうです。高感度耐性が良くなってくれば、ボケ量以外では明るいレンズを必要とすることは少なくなってくるのかもしれません。
F4-5.6であっても、手を抜かずにきっちり作ってくるパナには好感を持てます。