オリンパスは4/3センサーでの最高の製品の開発に力を入れていく

デジカメWatch に、オリンパスの半田正道氏と鈴木隆氏のインタビューが掲載されています。

メーカー直撃インタビュー:オリンパス編

  • (センサーは大型化や高画素化に向かう?) PENやOM-Dのラインナップの構築が先決なので、まずはこのセンサーサイズで最高の製品の開発に力を入れていくつもりだ。画素数については、全体の流れとしては高画素化に向かうだろう。ただしその速度はゆるやかになると思われる。
  • 高画素化することで豊富な情報量が得られるが、現状では、高画素化すれば高感度撮影のときの画質の問題や、レンズの性能限界のことも考えなくてはならない。顧客が本当に必要とするだろうかということもよく考えなくてはいけない。
  • 潜在的なユーザー数も含めて考えると将来はミラーレスカメラがメジャーになっていき、一眼レフカメラのほうがニッチな市場になっていく可能性が大きいかもしれない。
  • (4/3センサーを使ったレンズ固定式のコンパクトカメラは?) もし商品化するにしても、他社の二番煎じ三番煎じでは価値がない。特徴ある製品として商品化したSTYLUS 1やToughなどのようになにかヒントがあるのではないかと思っている。オリンパスらしさのあるカメラを探っているところで、研究中という答えにさせてほしい。
  • (4/3より大きなセンサーを使ったカメラは?)現在はマイクロフォーサーズがバランスの点でもっとも優れたセンサーサイズだと考えている。将来にわたって大型センサーを採用しないとは言い切れないが、現在は具体的な計画はない。
  • (動画の60p対応の予定は?) 60pに対応することも、もちろん視野に入れている。4K動画については要望があり、もちろん研究はしているが、製品としてどのタイミングで出すかは検討中だ。

 

海外では、よくオリンパスのフルサイズカメラの噂が流れていますが、現時点では、オリンパスは4/3よりも大型センサーのシステムを出すつもりはないようで、引き続きm4/3に注力していくことになりそうです。

大型センサーのコンパクトについても海外ではよく噂が流れていますが、研究中という回答なので、近日中(CESやCP+など)の発表はあまり期待しない方がいいかもしれませんね。