ツァイスLoxia 2/35は非常にすぐれた描写力を持つレンズ

kakaku.comマガジンに、ツァイスのLoxia 2/35 のレビューと多数のサンプル画像が掲載されています。

ナチュラルな色描写やボケ味を楽しめるカールツァイス新レンズ「Loxia 2/35」

  • Loxia 2/35は、ほぼ対称型となる6群9枚のBiogon(ビオゴン)を採用するのがポイントだ(非球面レンズは未使用)。
  • 色描写については、カールツァイスのレンズらしく、高コントラストで抜けがよく、独特の色描写が得られるが、Loxia 2/50とは少し違っていて、よりナチュラルな発色傾向にあると感じた。
  • 自然なボケ方をするのも、このレンズの特徴だ。前ボケがやや独特で、ピント位置近くでのボケ量は比較的少ないように思うが、全体的にはやわらかなボケが得られる。ボケ味のやわらかさで言えば、Loxia 2/50よりも良質な結果が得られることが多いように感じた。
  • 周辺光量については、開放付近だと低下するが、気になるような落ち方はしない。開放時に輝度差のあるところではフリンジがわずかに発生するものの、色収差もよく抑えられており、ピント位置では開放からシャープな描写を発揮する。周辺部はわずかに流れることがあるが、気にならないレベルだ。歪曲収差も少なく、非常にすぐれた描写力を持つレンズだと思う。

 

Loxia 2/35 は、色乗りが良くコントラストも高いツァイスらしい描写のレンズという印象です。逆光にも強そうです。解像感も十分で、ピントの合っている部分は開放からシャープですね。また、Biogonだけあって歪曲も小さそうです。ただ、ボケ味に関しては玉ボケの輪郭線がかなり強くて、少しクセがあるという印象です。