PENTAX Q-S1 はパンチの効いた明るく鮮やかな画質

ePHOTOzine に、1/1.7インチセンサー搭載のミラーレス機「PENTAX Q-S1」のレビューが掲載されています。

Pentax Q-S1 Review

  • ボディは極めて小さい。前面がゴムで覆われていることと、グリップとして機能する金属製のツマミがあることが、ホールディングの助けになっている。ボディは大部分がプラスチック製だが、造りは良好で頑丈に感じる。
  • バッテリーライフはCIPA規格で250枚で、これはミラーレスカメラの平均よりも若干少ない。
  • シャッターレスポンスは非常に速い(0.09秒)が、8.5mm F1.9使用時のAFは若干遅い(0.5秒)。連写はJPEGで5コマ/秒でまずまずだが、スローダウンするまでに5枚しか撮影できない。残念ながらRAWではこれよりもずっと遅くなる。
  • サンプルでは、画像は明るく色乗りが良くパンチが効いている。フラッシュを使ったポートレートでは赤目は見られなかった。標準ズームのディテールは良好だ。
  • ISO感度は、ノイズレベルが低くディテールが良好なISO100からISO800までの使用を勧める。ISO1600ではまだ良好な画質が維持されているが、ノイズは増えディテールは減少する。ISO3200ではノイズが強くなり、可能なら使用を避けることを勧めるが、リサイズしてWebで使うならまだ実用になるかもしれない。ISO6400はノイズが極めて多く、ディテールは非常に少ないので、使用を避けるのがベストだ。
  • オートホワイトバランスは、白熱灯下では暖色に傾くが、プリセットは正確だ。蛍光灯ではオートホワイトバランスは良好で、プリセットは選択する蛍光灯のプリセットの種類によって異なる色に傾く。
  • Q-S1の画質は、デフォルトでは明るく非常に彩度が高いが、もしこれが気に入らなければ色の設定でカスタマイズすることができ、またRAWで撮影して調整することもできる。
  • このカメラは、マニュアル操作やRAWでの撮影が可能で、二軸電子水準器が搭載されており、初心者はもちろん上級者にも適したカメラだ。Wi-Fiが搭載されていればよかった。
  • 良い点: DNGフォーマット、2軸電子水準器、多くのフィルターと効果、RAWでの撮影、多くのコンパクトなレンズが発売されている、良好な画質、パンチが効いた明るく鮮やかな色、多くのボディカラーがある、とてもスタイリッシュ。
  • 悪い点: Wi-Fiが搭載されていない、パノラマモードの欠如、明るい単焦点レンズが欲しい、RAWの連写が遅い、音声がモノラル。

 

サンプルでは、遠景の解像感も十分で、センサーサイズが1/1.7インチということを考えれば、とても良好な画質という印象です。ただ、記事で指摘されているように、デフォルトの設定は少し発色が派手かもしれませんね。

Qシリーズのボディサイズは、GM1の登場でレンズ交換式で最小ではなくなってしまいましたが、交換レンズを含めたシステム全体の大きさ・重さという意味では、まだまだQにアドバンテージがありそうです。