・Small bug warning on the A7II image stabilization
- α7 II は5軸手ブレ補正のセッティングに奇妙なバグを抱えている。Dpreviewのフォーラムで次ような報告がされている。このバグはファームウェアのアップグレードで解決できるだろう(私はソニーがそうすると確信している)。
- サードパーティー製レンズをOSS搭載レンズ(例えばFE24-70mm)の使用後に装着すると、ボディ内手ブレ補正が動作しない。サードパーティー製レンズをOSSを搭載していないレンズ(例えば55mm f/1.8)使用後に装着すると、ボディ内手ブレ補正は動作する。
- この現象の回避方法は見当たらないようで、ユーザーがOSS付きのレンズしか持っていない場合は、サードパーティー製レンズでボディ内手ブレ補正を使えないように思われる。
最後の項目は、大元のフォーラムの投稿から追加したものです。この現象が事実だとすると、サードパーティー製レンズを使用する際に、事前にOSS非搭載のソニーレンズを取り付けなければならないので、かなり使い勝手が悪くなってしまいますね。
SARはソニーがファームウェアのアップデートで解決すると予想していますが、純正レンズで問題が発生しなければソニー側の問題というわけでもないので、どうなることでしょうかね。
しらが爺
ボディ内手ぶれ補正を搭載するということは、当然オールドレンズが装着されることを前提にしていると思われるので、多分、何らかの対応をしてくれるのではないかと思うのですがどうでしょうか?
古いミノルタ製レンズをお持ちの方も、フルサイズデジタル一眼の高性能を楽しんでみたいのではないでしょうか。
え~マウント
まぁ直さないなら、安くて小さいSEL16F2.8をバグ解消の為に入れておくと便利ですね。なんて。
ミノルタ製のAマウントレンズでもやはりサード扱いになってダメなんでしょうね。ミノルタ製Aマウントレンズはソニーではなくケンコーが管理している訳ですし。
例えばソニー製Aマウントレンズをアダプターで噛ませた場合はこのバグは解消されるのでしょうか?恐らくレンズ側の手ブレ補正を動作させると、ボディよりそちらを優先させる設定が解除されないといったバグでしょうが。
Pちゃん
バグが解消されないとオールドレンズファンの方が「面倒だから純正は使わない」ってことになったりして・・・
キツツキ
同じ手ぶれの大きさでも、センサー上の画像のブレ量は焦点距離にほぼ比例するから、レンズの焦点距離が伝達できない時にはブレ抑制はできないでしょうね。ボディーのメーカーは通常信号のプロトコルは開示していないから、そんなことは十分ありうるのでしょう。
管理人
キツツキさん
この記事は、サードパーティー製レンズで手ブレ補正が機能しないという問題ではなく、その前に取り付けていたレンズによって手ブレ補正が動いたり動かなかったりするという問題です。
setoo
>>レンズの焦点距離が伝達できない時にはブレ抑制はできないでしょうね。
焦点距離マニュアルで入力できるから問題ないよ。
とっくり
サードパーティー製か否かではなく、手ぶれ補正のモードを切り替えるタイミングがレンズの手振れ補正の有無をボディーが確認するタイミングしかない、というバグなのでしょう。Eマウントのプロトコルを話せるレンズorアダプターなら問題ないんじゃないでしょうか。
マニュアルで焦点距離を入力できるようにしているので、ここで入力されたタイミングでもリセットされるようにしておけばよかったんでしょうね。
>>キツツキさん
ソニーは契約したメーカにはプロトコルを基本的に無償で開示していますよ。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201102/11-018/
だからこそ通常マウントのプロトコルに対してライセンス料を支払わないメーカーからもレンズがリリースされていますし、AFや手振れ補正の効く高機能なアダプターが各社から出ているわけで。
ぷん
手持ちのSIGMAのレンズとAマウントのレンズは問題ないので、
おそらく問題が起きるのは中華製のレンズなどでしょうね。
レンズ側の手ぶれ補正の有無を確認してボディ側の動作を変更するためでしょう。
ちゃた
M42マウントのレンズの母艦に、と考えても見たけれど、
こんなバグ?があるとがっかりですね。
しかも純正レンズを使っている限りでは発生しない現象でしょうから、
SONY側で対策を行うか微妙ですね。
虎馬
サードパーティーレンズが使えないのではなく、あくまでも一部のサードパーティーレンズが純正を装着後に使えなくなる、ということですか?それはカメラのファームアップでは治らないと思います(ソニーがあえて、そうしてライセンスなしに作っているメーカーを排除するためと想像されます)。
F
この記事の内容はサードパーティ排除の挙動ではないですよね。
バグでしょう。次のファームでは直りそうですね
HM
ここで言う、サードパーティー製レンズって特定のメーカー?
おそらくオールドレンズではなく、AFレンズだと思われるが、レンズROMの問題でないのだろうか?
一時的には、バッテリーを抜けば対処できる気がする
Tim
この件に関してソニーは必ずバグ修正すると思います。
なぜなら、そうしたほうが明らかに売れそうだからです。
ぎゃん
バグ残ったままだと焦点距離を手動で入力できる仕様が意味不明になっちゃうので普通にバグフィックスするんじゃないかな
Katsuhiko Wakayama
公式ページには「5軸ボディ内手ブレ補正機構搭載のα7 IIなら、手ブレ補正機能を搭載していない数々の銘レンズも特性や描写性能を最大限に生かしながら撮影が楽しめます。」とありますので、必ず対応してくれると思います。
kaz
手ぶれ補正の有無を返してこないレンズをつけた時に、ボディ内補正の設定をするのを忘れているだけですね。
サード製レンズを排除したいなら、前のレンズの設定を引き継いだりせず一律に動作しないはずです。
そんな仕様にしてもα7IIの商品価値を毀損させるだけで誰も得をしないので、すぐ修正されると思います。
キツツキ
管理人さん、とっくりさん
私の早とちりのようですね。すみません。
setooさん
その点はかつてPentaxを持っていたので知っていますが、ズームレンズの場合は実質的に無理です。
コージ@流唯のパパ
ただ単に、電子接点がないからオートで切り替わらないだけなんじゃないかな。
だから、この場合、操作ミスじゃないですか?
手動で焦点距離と手ぶれ補正onにすれば動くと思うんですが。
仕事終わって帰ったら試してみます。
ぎゃん
電子接点付きAF可能なマウントアダプターの中にはEFレンズなど他社レンズでもExifに焦点距離が反映されると謳ってるものがありますが、そういった製品を使った場合の挙動はどうなるんでしょうね?
ななしさん
これホントー?と眉唾に思いつつも試してみたところ・・・ホントでしたこれw
試した環境ですが、下記のレンズを交換しながらライブビュー+撮影した時のぶれ方を比べてみました。
1) Sony FE 24-70mm
2) Sigma APO 70-300mm F4-5.6(Aマウントアダプタ使用)
3) AiAF Nikkor 70-300mm F4-5.6D(Kiponアダプタ使用)
[テスト条件]
FE 24-70mmは70mmに設定、手ブレ補正入&オート
Sigmaは70mm、手ぶれ補正入&オート
Nikkorは70mm、手ぶれ補正入&マニュアル70mm
上記を片手持ちでひじ半曲げにしてプルプル状態で撮影w
[テスト1] (1)→(3)で交換:NG
FE 24-70mmはシャッター半押しで正常に手ぶれ補正動作。レンズ交換してみると、ニコンでは半押ししても補正動作せず。撮影してもぶれた状態。
一度電源切ってみたが治らず。また電池を抜いて再度挿入→起動してみても治らず。
[テスト2] (2)→(3)で交換:OK
シグマ+Aマウントアダプタは半押しで手ぶれ補正動作。ニコンにレンズ交換しても、半押しで手ぶれ補正動作&撮影もOK。
[テスト3] (1)→(2)→(3)で交換:OK
FE 24-70mmを付けたあとでも、一度シグマをつけてからならニコンでも手ぶれ補正動作&撮影もOKな模様。
[テスト4] (3)→(1)、(2)で交換:OK
ニコンで手ぶれ補正が動作する・しないの状態に関わらず、FEもシグマも自動的に手ぶれ補正オートに切り替わって動作も正常でした。
なお手ブレがちゃんと起きているかを見るために、同じレンズで手ぶれ補正OnとOffの場合も比較してみましたが、ちゃんと手ぶれ補正がなければブレる状態で撮影していました。
また手ぶれ補正が弱いだけ?と思ったので、試しにわざと補正量が大きくなるようにマニュアルの焦点距離を300mmにして撮影もしてみましたが、全く補正されている気配はありません。
結論:真っ黒w
たぶんレンズ交換後のレンズとの通信が完了しない場合にUIメニューの状態を変更する仕組みは実装されてるけど、カメラ内部の制御パラメータを変更する仕組みを入れ忘れたんじゃないですかねー。
制御FWの実装でUIの設定パラメータと実際の制御パラメータを別々に管理する仕組みにしてたりするとよく起きるバグなので、そのあたりじゃないかと推測。
ななしさん
とりあえず年末の旅行までに修正FWをリリースしてくれよw>ソニーの担当者
大丈夫!年末までにあと週末は2日もありますよ!それでもダメなら年末に直して正月にリリースくれれば間に合います!よろしく!w
ななしさん
これ、どうバグ作ったらこの現象起こせるかなーと考えていて、ふと気づいたことがあったので試してみたら回避策見つかりました。
OSSが付いているEマウントレンズをつけてる時に、手ぶれ補正設定を「マニュアル」にしてからレンズ交換すれば、他社レンズでも正常に手ぶれ補正が動作しました。
今回はマニュアルにしてからAiAF 70-300mmのテレ端で試してみましたが、ばっちり手ぶれ補正効いてます。
ここからは推測ですが、カメラの制御としてはレンズとの通信確立に失敗した場合に手ぶれ補正設定が「オート」だったら「マニュアル」に切り替えた上で前回の焦点距離設定値を取得する必要がありますが、この「オート→マニュアル」の切り替え動作をUIではなくカメラ内部で行う場合に手ぶれ補正部への設定反映に失敗する不具合があるのではないかと。
なので最初から「マニュアル」に設定してレンズからの焦点距離自動更新を殺しておけば、レンズを通信不可なものに交換しても手ぶれ補正が正常動作するのではないかと思います。
オート、マニュアルの設定が「UIから行われることは考えてテストしてたけど、レンズ交換で同じ条件が発生することが設計&テストの考慮から抜けていた」ということでしょう。
ななしさん
さらに寝ながら考えてましたが、OSSつきのレンズのときはNGで、OSSなしのレンズならOKという挙動がちょっと適当な説明が思い当たらないですね。。。
通信部分周りの不具合ならOSSあり・なしに関係なく不具合が起きそうなものなので、通信による焦点距離自動更新の部分そのものではなく、それに関連して制御される手振れ補正部の動作モード遷移に絡む不具合なのかもしれませんね。
外から見てわかるだけでも、α7IIの手ぶれ補正部は少なくとも「OSS+3軸手ぶれ補正」「OSSなし5軸手ぶれ補正」「マニュアル手ぶれ補正(3軸?)」の3モードは存在するはずなので、特定の組み合わせのモード遷移の時に不具合が発生する、というパターンかも。
修正FWリリース、機敏な組織だったら2~3週間、硬直化した組織or設計の筋がよくないFWだったら1~2ヶ月程度ってとこですかね。ソニーのカメラ部隊がどの程度の実力かわかりそうでちょっと楽しみw
waku
この場合この状況を想定が抜けていたということで、これってバグとは呼ばないのでは。
最近では定義があやふやでこれもバグと呼ぶようになっているのでしょうか。
実際試して見ましたがモニター上では手振れ補正がOnになっていますが、実際には動いていないので面倒ですね。
でも、レンズとボディ間通信はサードパーティーに公開されているはず。
ソニーとしてはマウントアダプタ側が対応していないという言い分もあるのでは?
ソニーのコメントが欲しいですね。
コメント次第で手振れ補正対応マウントアダプタなんて出てくるかも?
ななしさん
実際の動作状態と、動作状態を示すもの(メニュー表示など)が異なった状態になるという現象は、立派な「バグ」に該当するものです。UIの設計・テスト担当なら確実にNG出す案件ですよ。
通信不可な他社レンズをつけたときに手振れ補正が強制オフになり、UI表示もオフ状態になるなら、それは「仕様」といえる状態ですが。
ぷん
OSS付きのレンズであっても
ボディ側は2軸の手ぶれ補正を使います。
ですので、問題になる操作のあとに
通信できないサードのレンズを装着していても、
パッと見わかりにくいですが、
センサーシフトしてないように見えるだけで
じつは手ぶれ補正は生きてます。
5軸か2軸かの切り替えを判断するために、
レンズのOSS搭載、非搭載の情報が必要なんですね。
逆に、キヤノンの手ぶれ補正付きのレンズで、
回転ブレ補正を活かそうと思ったら、
OSS付きのレンズを一旦挟む必要がありますね。
ななしさん
OSSありレンズの時はIBISは2軸じゃなくて3軸ですね。α7IIのページに見に行くと書いてあります。(レンズはピッチ+ヨー、ボディはXYとロール)
で、確かに「実は補正が弱い3軸だけ動いてる」可能性はありえますね。補正効果はピッチとヨーの方が大きいでしょうから。
これはOSSありレンズを外したあと、レンズをつけずにセンサーが動いているかをボディを揺さぶりながら見てみればすぐわかるでしょう。後で確かめてみます。
どっかで「他社レンズの場合はXY補正がない3軸になる」という説明を見た記憶があるので、もしかしたら「ロール補正だけ動いてる」状態という可能性もあるかも。
ななしさん
家に帰って試してみたところ、OSSありのレンズを使ってから外した後はピクリともセンサー動かないです。こりゃロール補正すらも動いてないですね。
シグマのAマウントレンズを使ってから外した後はグリグリとセンサー動きました。焦点距離を最大の1000mmに設定して確認したからでしょうが、それにしてもものすごい移動量でちょっと感心。
OSSありレンズつけた後は、何らかの原因で手振れ補正自体が完全にオフになってると考えてよいかと思います。
のんき
ななしさん様の分析には脱帽です
自分もコトの次第がなんとなくわかるような気になりました。
>OSSありレンズつけた後は、何らかの原因で手振れ補正自体が完全にオフになってると考えてよいかと思います。
μフォーサーズ陣営ではパナソニックのレンズ+オリンパスのボディーとかで手振れ補正機能がぶつかってしまうそうですよね?
ソニーは自社レンズでの同様な現象に対応できるように、ボディー内補正を自動的に切るようにしたのが裏目に出たのではないでしょうか?
酔いどれ
今日、本件について、SONYに問い合わせてみましたが、少なくとも日本のサービスサイドでは認識が無いようです。
また、こういった問い合わせも現在のところ来ていない、とも言ってました。
これでは、FWでの対応は無いかもしれませんね。
>ななしさん
残念ながら、私のところでは手振れ補正が有効になることはありませんでした。
使用しているレンズはFE2470ZとRAYQUALのマウントアダプタを介した他メーカー製オールドレンズです。
55/1.8買ってくるしか無さそうです。(T_T)