・The new 50MP sensor inside the Canon EOS 5Ds camera is not made by Sony
- EOS 5Ds の発表に先立って、いくつかのWebサイトが新しい50MPセンサーはソニー製(またはソニーと共同開発)だと報告していた。どうやらこれは事実とは異なるようだ。このセンサーは完全にキヤノンの社内で開発され生産されている。以下は、Chuck Westfall 氏のインタビューからの引用だ。
「これと反対のいくつかの噂にもかかわらず、Westfall氏は、5Dsと5Ds R に採用されている50.6MP CMOSセンサーは、キヤノンによって開発され製造されていると述べている。このセンサーが、噂で示唆されているようなソニーとの共同開発かどうかを尋ねると、Westfall氏は『絶対に違う。このセンサーは完全にキヤノン社内で開発された』と返答している」
最近、5Ds / 5Ds R のセンサーがソニー製という噂が何度か流れましたが、キヤノンがソニーとの共同開発の話を含めてここまで完全否定しているので、どうやら5Ds / 5Ds R のセンサーはキヤノンの自社製のようですね。
Kiss X8i や8000D、M3で採用された新型の24MP APS-Cセンサーもソニーセンサーとは大きさ等のスペックが異なるので、やはりキヤノン製なのでしょうか。
KDX&7D
さまざまな憶測が飛び交っていましたが、これでスッキリしましたね。
自分はキヤノンの色が好きなので、いままでと同じ色が出せるなら
どこのメーカーが生産してても構いません。
たとえEOSにソニー製センサーが搭載されても、それだけでは決して自身の写真の腕は上がりませんからねえ。。
写真展に入選するような方々とお話しする機会も多いですが、センサーは○×製がいい、とおっしゃる方は皆無です。
“写真”を愛するか、“機械”を愛するかの違いかもしれませんね。
もちろん趣味なのだから、様々な考え方があってもイイとは思います。
安堵路
そもそもAPSセンサーは1.6倍ですのでサイズからしてソニーセンサーとは無理がありますな。
jt
公式サイトに自社開発・自社生産と書いてありますから、キヤノン製だと主舞います。
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/5dsr/feature-highquality.html
「新開発の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載しました。自社開発・自社生産によって蓄積した半導体技術を駆使。」
Robin
どのみち自分が買える値段ではないのですが、キヤノンセンサーとするとやはりダイナミックレンジが気になりますね。
あと、ISO感度6400というのも。5DIIIはD800と同じ画像サイズで較べて明らかに高感度が強い、とは言えなかったものの、設定感度は2段高かったですからね。D810よりも設定感度が1段低い5Dsはどうなんだろ・・・?
はじめ
センサーがどこ製であるか、
いちいち明記する必要性があるのでしょうか?
カメラも様々な部品が合わさっていますので、
トータルパフォーマンスで評価すべきでしょう。
GAVA
Piiさん
5Ds/Rの製品紹介(センサーのペ-ジ)で、「自社開発・自社生産によって」や「キヤノン半導体テクノロジーが可能にした」とでかい文字ではっきりPRしてます。
新しいカメラの発表なわけですから、これ以上センサーに特化したPRだったら、逆に怪しいと思いますが。
ぎゃん
ソニーセンサーに関してはオリンパスやパナに卸してるマイクロフォーサーズ用など顧客の要望に応えてサイズや画素ピッチを細かく設計する体制になっているようなのでかなり流動的ですよ
Ell
>自社開発製造ならメーカーもはっきりでかでかとアピールするはずですが。
毎回パンフレットにデカデカと書いてありますけど……
DLOの説明文に「レンズからセンサー、ソフトウエアまで自社生産してるキヤノンならではの技術!」みたいな感じで
Nova
安心しました。
センサと映像エンジンで画質は決まると思います。
ロナとロベ
センサーでどうのとよく聞くけど、ソニーのセンサーは全然良いと思います。
たぶん安いし。
G7XにG10なんかキヤノンの色がよく出てていいよね。
ソニーも良い画は出るんだけど、デフォルトでHDR掛かりすぎな感じととにかくカメラの質感が嫌いなだけ。
ペンタとパナは高感度にはっきり強くなったし。
ニコンのようにTPOもあり。
ただ高い機種には自社製かそれに準じたいのは、カメラやのプライドかな。
個人的にはよければどこでも良いです。
ただ自社製は、自社設計よりちょっとかっこいい。
RGVΓ
最先端のキーデバイスのイメージセンサーをキャノンが他社から調達することはないと個人的に思ってました(コンデジ用の量産品は除く)。50MPのイメージセンサーについて師匠の経営する写真館(D800使用)の同い年(50代)の息子さんと話しをしましたが写真館では必要ないけど中判デジ機よりは割安なのでハイアマの方の需要はあるのでは とのことでした。但し、沢山の枚数は撮れないのでブローニーフィルムのような昔の捕り方に戻るかもね といった話しをしました。
通りすがり
写真は高感度やDRで撮るわけではないですから。
どの会社のカメラもソニーセンサー使ってちゃ出てくる絵に差がなくて面白みがない。
キヤノンは自社センサーにこだわるべきです。
ソニーセンサーはスペックは良いのだけど、出てくる絵が良いと思えない。
anonemousu
>そもそもAPSセンサーは1.6倍ですのでサイズからしてソニーセンサーとは無理がありますな。
ソニーとしては別にソニーやニコンと共通でなければ、1.5倍では無くキヤノン専用の1.6倍のマスク(型)を作ればいいだけですからソニー製では無いとは言い切れません。
"自社開発・自社生産によって蓄積した半導体技術と最近の微細化プロセスを駆使。"
この文章、なぜ"駆使"で "。"なのでしょうか。はっきりと "・・・駆使して自社生産した。" と言い切らないのでしょうか。
"・・・駆使して作らせた。" ともとれる言い方ですね。キヤノンの本社の方が公式の文書で言い切らない限りキヤノン製とは断定出来ないと思います。
私見としては良いカメラを作るためには、社外デバイスでも積極的に採用すべきだと思いますが。キヤノンのメンツが見え隠れします。
村家
Canon U.S.A.のサイトには、センサーについて "Canon designed and manufactured"と書いてあります。
また、センサー自体の外観も1DX・5D3・6Dのそれとほとんど同じで、SONY製センサーとは異なってます。これについては下記サイト参照。
http://goo.gl/V9cXVG
中野
例えば感度なんかでセンサー自体の絶対性能は当然あるでしょうけど、
(他所では)必ずしも全機種同一メーカのセンサーじゃないし、
メーカが同じでも製品が異なれば同じとはならないので、
画作り云々はセンサーでどうのじゃなくてメーカとしてどう調整するかでしょう。
TVP
何故か、このカメラのセンサーが「キヤノン製ではない」事に拘りますね。
文章の書き方や可能性迄持ち出されては、分解したもの以外はメーカー不明てすね。
また、本社の方が文書で、って、今まで他社も含めて、文書でセンサーメーカー明示して事って、ありましたっけ?
もっとも、本社の方が文書や公式発表した事が、嘘だった事もありますが。
電脳仙人
今日、キヤノンデジタルハウス梅田で5Dsと5DsRに触れてきました。レンズは、「EF24-70mm F4L IS USM」が付いていたのですが、このレンズでも十分解像度が上がっていることが体験できます。ISO選択が6400までしか表示されないので少し寂しい気持ちになりますが、手持ちで70mmぐらいのレンズならブレない写真が撮れるのには感動ものです。やっぱり異次元のカメラって感じです。
ソニー製のセンサーを望んでられる方もお見えのようですが、どこのセンサーでも関係ないと思います。センサー性能だけが全てじゃないキャノンの意地みたいなものを感じるカメラです。
ここまで気に入っても買う決断はしていませんが…(苦笑)
餅ゼリー
どこで製造したセンサーであるかは、名前に拘る一部のユーザーを除けば、問題はそこではないと思います。
例えば50万円もするカメラなのですから、PowerShot G7Xよりダイナミックレンジが1段低い、等という事は無いよう、時代に応じたアップデートがされていればと願うのみです。
SONY好き
>センサーは○×製がいい、とおっしゃる方は皆無です。
“写真”を愛するか、“機械”を愛するかの違いかもしれませんね。
確かにセンサーの製造元だけで全てを否定しては駄目だとは思いますが
デジタルではなくフィルム時代にはフィルムに拘る人はいなかったのでしょうか。
フィルムだっていくつかのメーカーが製造してたハズですし製品によって写りが違ったはずです。
当然フィルムを選り好みしてた人がいただろうと思います。
なので、フィルムがセンサーに変わった今、センサーに拘るのも別におかしくないのでは?
それを本当に好きなのは写真ではないかのような言い方は正直いかがかと思います。
各社がセンサーを製造してた方がより競争力が高まると思いますので
キヤノンをはじめSONY以外のメーカーも良いセンサーを作って競い合って欲しいですね。
ちゅーみ
Robinさんへ
紹介動画によると『EOS 5D3と同等のダイナミックレンジっです。』とのことです・・・・(泣)
ふーむ・・・
「”製品開発”と”製造”は」完全にCanonで行い「技術としては」一部Sonyの技術を使っている、なので海外では共同開発と見られていたが、それは正確には正しくなかっただけ
と
捉えることもできそうですね・・・
半導体の世界では割と有ることですので有り得ない事もないので何とも言えませんね・・・
sawa
単にソニー製のウワサがガセだったってことでしょう。
嘆きのピエロ
Canonのデジタル一眼レフセンサーは、自社開発自社製造で機種ごとにチューニングを変えてるそうです。
今回の高画素機も、キヤノンらしい画像を記録してくれるでしょう。
たけ
正直少し残念です。
ソニーとキヤノン両方のカメラを使用して、RAW現像の際にセンサーの地力の差を感じるようなケースもあるので。
もちろん、ダイナミックレンジの点でキヤノン製がソニー製に追いついてくれれば言うことはありませんが、5D3なみということは・・・ちょっと期待できそうにありませんね。
DRだけがカメラの性能ではありませんし、広いDRを必要とするのはすべてのユーザーではないと思います。
気分を害される方もいるかと思いますが、それを必要とするユーザーが声を上げることは許していただきたいと思います。
moumou
ソニー製造って事はほぼ無いと思ってました。
それよりも最高感度が6400と5DmkIIIの25600より2段も低いのが気になります。
等倍表示でのノイズの影響が大きいが為に最高感度を抑えてるのか・・・
画素数を増やした明確なデメリットとしてISO感度が犠牲になるとしたらノイズは乗りやすいのかも知れませんね。
最長露光時間も30秒までとかなり熱が出そうな感じですね。
レンズの解像度を上げる為に絞り値を上げて撮りたくなると思いますがISO上限が6400だと画質重視で1600まで上げられるかどうか、もしかして800までしか画質が担保できないなら守備範囲が狭くなりそうです。
熱ノイズも多いなら夜景撮影ではあまり絞って使えないですね。
(星撮りはかなりきつそう)
製品が出回って色んな条件で使う人が増えてくると賛否両論、荒れそうな予感がします。
サカナ
元々の発端は、ソニー製のセンサーでCanonの絵が出るチューニングが施されているのであれば素晴らしい、そう願う投稿者による願望から出た噂だったのかもしれませんね。
ちょっと期待していただけに残念。
もっさん
SONY好きさんの意見に賛同です。
レンズだってキヤノンボディの人はキヤノンレンズしか使わないのかって話にもなりそうです。
人それぞれ求めるものは違いますし、センサーの特性だって選べた方が嬉しいです。
完全に自分の理想のカメラに出会えてる人なんて少ないでしょう。
もちろん、理想のカメラを出してくれない不満をこぼすのも自由ですけど。
僕はキヤノンからオリンパスに移行しましたが、キヤノンに戻りたいと思わせてくれるカメラとレンズの登場に期待しています。
ペイン
正直に申し上げますが、噂の段階では、今回の5000万画素クラス(製品では5060万画素)、2400万画素クラス(同、2420万画素)のセンサーがソニー製だとかなり疑っていました。発表当日、キヤノンが自社開発・自社製造を公言したので、スッキリしました。キヤノンの文章の言葉尻から、未だにキヤノンの自社開発・自社製造を信じていない方がおられるのは、かなりの驚きです。そこまで勘繰る必要はないように思いますが、如何でしょうか?
キヤノンはイメージセンサーが弱点という風潮には、RAWにおける他社製センサーとの比較でDR、高感度等に関して実感されている方のご見解も反映されているのかもしれませんが、DxOMarkのスコアが一番大きな影響を与えているように思います。G7XのスコアがRX100M3よりやや良かった事もこうした風潮を後押ししたように感じています。
私は同一メーカーの機種間では、DxOMarkのスコアは気になりますが、DxOMarkのスコアをもって、キヤノンのイメージセンサーの性能が劣ると判断されておられる方が多いとしたら、少し残念な気がします。ご自身の目で写真でご判断された方がいいのではないでしょうか?
yupi
CANONのプロセスルールがずっと0.5μmから進まないことは不満でした。
SONY製を買ってくればいいという考え方もありますが、一度諦めたら二度と自社製には戻せないと思うので、私はそれには反対でした。
今回
>光電変換効率アップを図るため、CMOS半導体工程に最新の微細化プロセスを導入。
との記載があり、CANONが自力で追いついてくれたのだとしたら、とても嬉しいです。
infoget
自社内センサー製造メーカーが、主力上位機種のセンサーを委託や共同開発で折半だと、企業全体としていろんな意味でマイナスの影響しかないのでできないでしょうね。
同格同評価なら別ですが、現在優位に立つソニーにメリットがそもそもない気がします。
こういう点で、自社内製造カメラメーカーと委託外注カメラメーカーは一長一短って感じです。
ふく
5Dsのセンサーは国内では微妙な言い回しですが、
24MPセンサーは8000D,M3のページに自社開発・製造と記載されていますね。
50MPセンサーが従来の5D3のセンサーと同レベルのダイナミックレンジだとすれば
画素数が倍以上になっているわけですし、それはそれでいいと思うのは私だけでしょうか…。
ソニーが設計・製造したセンサーが今後登場した場合、
36MPの時のような驚きが起きるかもしれませんが(^^;)
キヤノンはナノインプリントが実用化された場合、停滞気味のメージセンサーの製造にも何かしらの進展はあるのでしょうか。
そちらを待っているため他社に遅れを取っていると信じたいです(^^;)
れんじ
SONYからも高画素機のうわさがありますし、どちらも作例が楽しみな機種ですね。SONYの絵が悪いなんてもう言ってられない状況ですし。
MST
価格と性能を考慮すればスタジオユースや高画質風景撮影がターゲットと思われるので、どちらにしてもISO 50から100くらいの低感度で高画質であれば問題ありませんね。まともに使えるテザー環境の整っていないPentax645Zに比べれば、C1対応含めて格安で導入できるメリットがあります。
kitaz
なぜ頑なにソニー生産のセンサーを使ってると信じたい人が居るのだろう?
キヤノンのカメラにキヤノン設計生産のセンサーが使われてると考える方が自然じゃないですかね?
キヤノンのハイスペック機ユーザーはそう言ったキヤノンの心意気みたいなところにも少なからずお金を払う意義を見出してると思うけどなあ。
フォレクトゴン
ステッバー製造してるメーカーだから、不思議ではないでしょう。
もしかしたらSonyセミコンもキヤノン製ステッパー導入/使用で噂が広がったりのかも?
Tim
センサーはフイルムの役割を何割か引き継いでいるのは否定できないところだと思いますので、センサーメーカーが多いことは歓迎したいです。
キヤノンの絵の、ある部分は確実に自社センサーのおかげでだと思っています。
一度自社生産を止めたら、再開するのは今のカメラ市場では厳しいと思いますから、なんとか継続して欲しいです。
ペイン
yupiさんが、キヤノンのプロセスルールに関して言及されていたので、現状はどうなのかちょっと調べたのですが、分かりませんでした。2012年の記事には、確かに500nm世代とあります。この時点でソニーは既に180nm世代との事。ただキヤノンも180nm世代のプロセスを持っているとの記述もあります。キヤノンの商品ページで「CMOSセンサー内のフォトダイオードの開口率向上を目指し、CMOS半導体工程に新しい微細化プロセスを導入」とはっきり新プロセス導入に言及しているのは70D(2013年8月発売)からです。180nm世代への移行は70Dからでないでしょうか?70D、7D2、5Ds/5DsRの画素サイズは、殆ど同じです。
因みにキヤノンが買収したナノインプリント装置メーカーの技術は、キヤノンのステッパー事業で、シェア低下が著しい最先端プロセスへの対応を期待してのもののようですが、簡単に成功するようには思えません(成功すれば、コスト革命を起こすでしょう)。
・「Imager マニア」の記事(2012年11月)
http://goo.gl/T7q2Iv
・キヤノンのMII買収が意味するもの
http://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=974
フォレクトゴン
キヤノンの次世代微細化プロセスは15ナノですよね。今年から東芝が導入して半導体事業しますよね。
しらが爺
キヤノン製センサーか否かが話題になるのは、以下のような背景があるからでしょう。
つまり、近年キャノンの高画素化の動きが止まり、エポックメーキングなデジカメが出てこなかった。一方、ソニーは高画素化を着々と進めている。キャノンユーザーとしても、一体どうなっているんだという不安を抱えるようになったわけで、疑心暗鬼。
そこに50MPの高画素機が登場。やったぞキャノンという喜びの一方で、ソニー製センサーを買ったのではとの見方が出るのも自然。
おまけにキャノンのプレス発表の文言が微妙な言い回しで、内製とも外製とも読める表現。
なので、噂が噂を呼んだ訳で、もう少しはっきりした表現をすればよかったのにねえ、広報部門のお方。
で、センサーが内製か否かが注目を浴びるのは、センサーメーカーとしてのキャノンが、開発競争に落ちこぼれたのか否かが注目されているからです。
カメラ自体は、どこのメーカーのセンサーだろうと、幅広い撮影環境下で美画質をたたき出せればそれで良いわけですから、問題なし。
注目点は、上記のように、センサー開発メーカーとしてのキャノンの将来性にこそある訳です。
経営アナリスト的な見方ですよね。
はっちゃん
ソニー製センサー搭載を望む方々がいる理由のひとつは、カラムA/D変換の有無ではないでしょうか。キヤノンがソニー並みの微細化プロセスを採用したとしても、おそらくは特許の問題などから現時点ではカラムA/D変換を搭載することはできないと思います。暗部ノイズ低減、DR拡大にかなり効果的と思われるこの技術(もちろんこれひとつの効果ではないと思いますが)が、キヤノンのハイアマ〜プロ機にも搭載されれば嬉しい、というのがソニー製センサー待望論の意味合いだと考えます。
キヤノンもそのハンディキャップ覆す新技術を考えているでしょうし、もしかすると既に5Dsにも搭載されているかもしれません。焦らず、実機の評価を待ちたいと思います。
RGVΓ
一般的にはイメージセンサーと映像エンジンの相乗効果で絵作りが決まると言われてますので、コンデジでセンサーメーカーが他社製でもキヤノンの絵作りは可能なんでしょうね。50MPのセンサーはポジフィルムに例えるとベルビア50のような低ISO(RMS粒状度が高い)状態での能力を発揮しなければならないのでラチチュードの狭さを映像エンジンがどこまでカバーしてくれるのかが興味ありますね。
島津
センサーがどこ製かの記載は大半のユーザーにとっては関係ないことかもしれませんが、社内のデバイス開発部門や役員、株主とっては重要ですね。
特にキヤノンさんはデバイス開発、応用は花形部門ですから看板商品に他社製センサーを搭載したらエラい事になります。御手洗さんも黙ってないでしょう。
ペイン
イメージセンサーは最先端のプロセスで製造する必要はないと思いますので、以下、話が横道に逸れる事をお許し下さい。また、私が無知なため、誤った見方をしているかもしれず、その点に関しても、ご容赦頂ければ、幸いです。
フォレクトゴンさん
> キヤノンの次世代微細化プロセスは15ナノですよね。今年から東芝が導入して半導体事業しますよね。
時間軸で追い掛けて行くと、東芝にとってキヤノンは研究開発相手の1社に過ぎず、キヤノンの装置で、東芝が15nmプロセス量産化した訳ではなく、今後の切り替えも予断を許さない状況のように思います。
・東芝・キヤノン、次世代半導体開発で提携-露光微細化、線幅15ナノメートル量産(2014/02/27)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320140227aaaq.html
↑ナノインプリントにより、2015年量産を目指すものです。
・世界初、15nmプロセスを用いたNAND型フラッシュメモリの量産について(2014/04/23)
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2014_04/pr_j2302.htm
↑「ArF液浸+マルチパターニング」による量産化と推察しています。
・東芝の半導体事業トップ、「2020年までは3次元NAND、その後は3次元ReRAM」(2014/09/30)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140930/379541/
↑記事中に「EUV露光およびナノインプリントの量産適用については、次のような見通しを示した。「EUV露光は、光源出力向上の障壁にぶち当たっている。ナノインプリントは、まだ(量産への技術評価の点でEUV露光と)同等のレベルに達していないが、今後1年ほどで量産化に向けたさまざまなデータを装置メーカーとともに蓄積していく。2015~2016年には、量産適用時の加工寸法などについて具体的なイメージが見えてくるだろう」。」との記載があります。
Aki
画素ピッチがさほど変わらない7D2がISO16000のところ5DsをISO6400にとどめたのは、おそらくノイズリダクション等の処理における熱問題のためだと思われます。
6400を超えると連続コマ数が保てないとか、オートライティングオプティマイザの適用が困難であるとか、ノイズリダクリョンをかけても熱ノイズで相殺されてしまうとか、とにかく実用的ではないと。
キヤノン製であってもDP CMOSセンサーの採用が見送られたのも同様の観点からなのでしょう。
1600までのノイズが7D2と同等であれば一般的な撮影をされる方には実用上ほぼ問題ないとは思いますが、まだまだ高画素機に手を出すには躊躇してしまいます。
ソニーがこれから出してくるであろう5000万画素超のセンサーがどう対応していくのか楽しみです。
404z
7D2とのISO感度の差は自分の認識では 製品別の画質の考え方の違いです。
キヤノンはフルサイズ画質という言葉を良く使いますが 5Dsのように APS-C機と同等の画素ピッチのカメラで ISO感度の基準まで同じであれば フルサイズ画質とは一体何なのかということになります。
これまでも小型のセンサーのカメラでは 映像エンジンによる処理能力で画質をサポートし 大型センサーのカメラでは センサーが持つ本来の画質を優先しているということは インタビューでも良く語られています。
7D2では高感度性能が優先され 5Dsではディテールが優先されるためISO感度における基準が違うのだと解釈しています。
アスノン
“EOS 5Ds”は、キヤノン独自開発の有効画素数約5,060万画素のCMOSセンサーを搭載…
EOS 5Dsの紹介ページでは、独自開発とハッキリ記載されています。
とりあえずひと安心しました。
センサー説明の欄では微妙な言い回しでしたが。
popos2
ここまで自社開発に拘る方が多いのは正直びっくりです。
現代のエレクトロニクスを用いた産業では、むしろリスク拡散の為にファブレスの方が良いように思うのですが......。
もちろん、独自技術による囲い込みは企業にとって重要かと思いますけど、それなら目指すはソフト分野のように思います。
よっぽど奇抜なイメージャーを開発できれば別かもしれませんけれど今回の件はそうではないでしょうし。
eosファン
popos2さん
私も同意見です。
他の業界でも、いろいろな所から良いモノを調達してるのが
当たり前ですよね。
価格やリスク等、様々な面から有利と思います。
メイドインジャパンには、こだわって欲しいですが。。
ヒデキ
物作りの企業にとって、ファブレスでどこかに作ってもらえば良いというのは一時的には良いかもしれませんが、長期的には衰退の始まりです。
何故なら、それでは人も技術も育たないからです。
現在のカメラにとってセンサーというのはそれがなくてはならないコア中のコアです。
キャノンはその技術を持つ数少ない企業の一つです。
企業は人なりと言いますが、人が育つ環境を維持するためにもコアとなる部分は、それを簡単に手放してはならないのです。
島津
ひできさんのおっしゃる通りで、キヤノンさんはその辺り石橋を叩く系の企業でして、私が知る限りではソフトウェアに関しては良く外注さんを使ってくれるのですが、ことハードウェアに関しては聖域扱いという印象です。今はどうかわかりませんが、カメラ筐体の試作も本社内でやっていたはずですよ。
pon吉
リスク分散を使うのはちょっとちがうかな企業の立場が。
ニコンやリコー、オリみたいな企業に当てはまるベストプラクティスはそれだけど。
やりたくてもやれない事情が、自社内で設備、人を持っているという事でしょうから。そこを外して考えると、理想だけで身軽に言えちゃうんだけど、現実はね。
大企業にも小企業にもそれぞれ身動きが上手くとれない部分というのが必ずあります。センサー内製のところはそれでしょう。投資がデカすぎる技術でしょうから。
キヤノンのベスト方針は自社センサーで早くソニーに追いつき評価をあげることが一番現実的かも。奇策に頼るまで追い込まれていないはずだから出来なくは無いと思うんだけどなぁ。
グレイプ
キヤノンは自社開発、自社製造にこだわる会社。
プリンターだって独自の方式にこだわってるし、大きな製造部門、工場をいくついも持っているのにカメラセンサーで他社を使う道理がない。
ソニー製に性能面で遅れを取っているなら「それを取り戻すセンサーを開発しろ!」と会社が社員の尻を叩く会社ですよ。
エルモ
トータルバランスで見ると、キヤノンというシステムは、大変によく出来たものです。
それは自社で開発することによって、蓄積されたノウハウによって実現されています。
それがキヤノン最大の強みであると私は思っています。
5D系は特にキヤノンの中で看板商品ですから、他社からセンサー仕入れるというのは、
この会社に限ってはやらないでしょうね。
それが良くも悪くも出る場合がありますので、ここ4年間ほどは他社に比べ動きが少なかったですが、
やっと新しいセンサープロセスを製造出来る工場の準備が整ったり、
非球面レンズの新しい製造方法や、縦撮影時のズームレンズの偏心抑制・
新コーティング技術など挙げればキリがないほどです。
これだけ多くの新技術を製品に反映出来るようになったので、
今年からキヤノンの攻勢が始まると予想しています。
ここでは割愛しますが、逆にニコンが私はとても心配です。
ソニーはカメラ部門というより、センサー部門に元気があるので、
今年も面白い製品を出してくれると思っています。
attyan☆
センサーを高速化する技術は、大まかに2種類あって、SONY製サンサーは、カラムADCをセンサー上に配置しています。カラムADCからの出力を均一化するアナログ段階で、ノイズ減算処理をまず行い、ADCからのデジタル出力に対し、ノイズ減算処理を再度実行しています。アナログとデジタルで2回、ノイズ減算処理を実行した後、映像エンジンでRawデーターを生成しています。
キヤノンの場合、カラムADCは採用せず、もうひとつの方法であるマルチチャンネル化で高速化しています。センサー上では、アナログ段階でノイズ減算処理を1回実行しています。基板上のAFE回路でデジタル化し、映像エンジンでRawデーターを生成します。
センサーコストで言うと、キヤノンの方が低コストになります。例えば、D800のセンサーは、センサー上に8320個のADCを搭載しています。製造もキヤノンセンサーの方が容易で、微細化への要求もそれほど厳しくありません。センサーからの出力にノイズが多くなると言うデメリットがありますが、AFE回路からのデジタル出力にノイズ減算処理を工夫してかけると、SONYセンサー並みのDRも確保出来ます。あえてそれをしていないのだと考えられます。
コンデジのように、基盤にゆとりがない場合、カラムADCを採用したセンサーを搭載することで、基盤をコンパクトに出来るというメリットがありますが、レフ機は基盤にゆとりがありますので、ADCをセンサーに搭載すると、画素数が上がれば上がるほど、熱対策が厳しくなるという側面もあり、必ずしもキヤノン方式のセンサーの性能が劣るというわけでもなくなります。
今回、製造設備を更新したと公式に記載されていますが、キヤノンは液浸露光装置をすでに製造していませんので、外部から導入した可能性は否定出来ません。ASMLから導入したのか、NECから譲りうけたのか、いろいろ考えられますが、公式発表がない以上、実情はわかりません。
chali
キヤノンの経営の考え方にキーデバイスは自社で作ることで利益を出すというものがあり、一眼レフではセンサーがそのひとつになりますので当然自社開発、自社生産です。一眼レフのセンサーではCCD主流の時代にCMOSを投入し(当時はノイズ問題でどのメーカーも二の足を踏んでいました)他者が追従したと聞いています(勘違いかもしれませんが)
デバイス開発本部という部署で開発と生産を行っており神奈川県の綾瀬と川崎で開発生産、大分で生産をしている事がキヤノンのホームページで確認できます。
CMOSについては次のURLで解説しています。
http://cweb.canon.jp/camera/cmos/technology-j/index.html