DxOMarkにEF400mm F4 DO IS II USM のスコアが掲載

DxOMark に、回折光学素子を使ったキヤノンの超望遠レンズ「EF400mm F4 DO IS II USM」のスコアとレビューが掲載されています。

Canon 400mm f/4.0 DO IS II USM lens review

 テスト機は5D3   400mmF4DOIS II   300mmF2.8IS II   400mmF2.8IS II 
DxOMarkスコア 23 32 30
解像力 17P-Mpix 22P-Mpix 21P-Mpix
透過 5T 3.2T 3.2T
歪曲 0.1% 0% 0.1%
周辺光量落ち -1.1EV -1EV -1.1EV
色収差 4μm 4μm 6μm

  • EF400mm F4 DO IS II のスコア23は、DxOにデータのある51本のキヤノンEFレンズの中で27位だ。このスコアは、EF70-300mm F4-5.6L IS やEF300mm F4L ISをしのいでおり、とても良好な性能だが、最近の超望遠レンズ群(200-400mm F4L ISやEF500mm F4L IS IIなど)には後れを取っている。しかし、これらの超望遠レンズはずっと大きく重く、高価だ。
  • キヤノンの2つのトップレベルのレンズ(EF300mm F2.8L IS II、EF400mm F2.8L IS II)と比較すると、これらのレンズが高性能で、400mm F4 DO IS II は同等のレベルではない。
  • 開放では透過が2/3EVに近い値で、いくらか期待はずれだが、歪曲と周辺光量落ちは300mm F2.8 や400mm F2.8 と同じようなレベルだ。
  • 400mm F4 DO IS II は、300mm F2.8 や400mm F2.8には及ばないかもしれないが、光学性能はそれほど大きな差ではなく、400mm F4 DO IS II には、小型軽量というアドバンテージがある。実際400mm F2.8 の半分の重さだ。レンズを遠くに持ち運ぶことを考えている人は、重量を軽くできることに間違いなく感謝するだろう。

 

400mm F4 DO IS II は、初代の400mm F4 DO IS と比べると、かなり高性能化されたと言われていますが、L レンズの中でも非常に高性能なEF300mm F2.8L IS II やEF400mm F2.8L IS II との比較では、さすがに少し性能に差があるようですね。

DxOMark には残念ながらデータが存在しませんが、初代400mm F4 DO IS や400mm F5.6L とも性能を比較してみたいところです。