富士フイルムは有機センサーの開発を続けている

Mirrorlessons に、富士フイルムのアオヤマクニオ氏とナカタヒロト氏のインタビューが掲載されています。

An interview with Fujifilm Japan (found via FujiRumors

  • (次世代の富士フイルムのセンサーに期待できることは?) シニアマネージャーが、我々が高画素センサーを開発していると既に述べているが、いつ発表するのかはまだ言えない。純粋な解像力は、レンズ・センサー・画像処理エンジンのコンビネーションなので、画素数自体はそれほど重要ではないと言いたい。幸いなことに、XFレンズ群は、高画素センサーに十分なポテンシャルを持っている。
  • (以前に発表した有機センサーは、まだ開発しているのか?) 開発を続けている。有機センサーの技術開発は、当初はデジタルカメラ用のものではなかった。我々はカメラ用、動画用、そして他の製品用として、有機センサーがベストかどうか判断しようとしている。
  • (4K動画についてどう考えているか?) 4Kフォトは、瞬間を捉えるような用途では、理にかなったものだと思う。しかし、すべての写真に適合するものではないと考えている。4Kフォトは進化すると思うが、それは写真の未来ではないかもしれない。
  • (Xシリーズのレンズで次に登場するのは?) ロードマップを開発する一方で、何が不足しているのかの理解に努めている。例えば、ティルト・シフトレンズや魚眼レンズ、超望遠レンズだ。たぶん、次世代のカメラを発表するときに、次のレンズロードマップを発表できるだろう。
  • (X30のような外観のより大型センサーのカメラの可能性は?) X30のようなカメラには2/3インチがベストのサイズで、これが最も良い妥協点だ。より大きなセンサーが必要な人にはX100シリーズを提案する。APS-Cと2/3インチはよいコンビで、1インチとAPS-Cは使い分けるにはサイズが近すぎる。
  • (プロサービスは提供するのか?) 実際にいくつかの地域ではプロサービスを提供している。我々は提供地域の拡大を計画している。

 

最近の噂では、X-Pro2のセンサーが高画素化されると言われていますが、富士フイルムが高画素センサーを投入すること自体はほぼ確実のようですね。

有機センサーに関しては、開発を続けているということですが、現時点では向き不向きを研究している段階ということなので、まだ近日中にこのセンサーを搭載したカメラが登場しそうな雰囲気ではないようです。