オリンパス8mm F1.8 Fisheye PRO はライバル不在の高性能な魚眼レンズ

Photography Blog に、オリンパスの大口径魚眼レンズ「8mm F1.8 Fisheye PRO」のレビューが掲載されています。

Olympus M.Zuiko Digital ED 8mm f/1.8 Fisheye Pro Review

  • 鏡筒の造りは非常に良好で、PROシリーズへの期待に完璧に沿うものだ。マウントは金属製で、ゴムのシーリングが施されている。フードは固定式で、フィルター枠は無く、リアフィルターも使えない。
  • AFは速く静かで、大部分のケースで被写体に瞬時にロックする。フォーカシングはインナーフォカスで、レンズの全長は変わらない。
  • MFはバイワイヤ(モーター駆動)で、フォーカスリングは機械的にレンズと繋がっていない。フォーカスリングは最短と無限遠で止まらず、重くもならない。これはm4/3用のレンズとしては標準的な仕様だ。
  • 解像力は、中央は開放からシャープで、F4に絞ると素晴らしい解像力になる。解像力のピークはF4からF8で、F11ではまだとてもシャープだが、F16では回折の影響が見られる。隅はこのような超広角としてはとてもシャープで、絞った時は中央と同じようなパターンになる。
  • 倍率色収差は多少問題があり、他の超広角レンズほどは目立たないが、それでも高価なレンズとしては若干目立つ。
  • 周辺光量落ちは開放では隅に若干見られるが、取るに足らないレベルだ。F2.8に絞ると、周辺光量落ちは完全に解消する。
  • 最大撮影倍率は0.2倍、最短撮影距離は20cmで、このレンズはとても寄れる。
  • オリンパス8mm F1.8 は、中央はどの絞り値でも非常に高画質で、周辺部は若干落ちるが、F4に絞れば十分な画質になる。色収差はとても良く補正されており、周辺光量落ちは見られるが問題はない。唯一の気になる点は、フロントもリアもフィルターが使用できないことだ。
  • まとめると、このレンズは、他の魚眼レンズでは相手にならない機能と画質を持つ高性能な魚眼レンズで、唯一、判断しなければならないのは、このレンズに999ドル支払う価値が本当にあるかどうかということだ。

 

サンプルを見る限りでは、8mm F1.8 はPROシリーズの最新のレンズだけあって、魚眼レンズとしては非常にシャープなレンズという印象です。周辺部も少し絞れば全く問題なさそうですね。

大口径の魚眼が必要なシチュエーションはそれほど多くないかもしれませんが、星野写真などでは威力を発揮しそうです。