キヤノンが一眼レフへのCanon Logの導入を検討中

HDVideopro に、キヤノンの真栄田雅也氏の主に動画関連に関するインタビューが掲載されています。

An interview with Canon's Managing Director Masaya Maeda

  • (C300 Mark II では4K動画を搭載したが、次のC500はどのような仕様になる?) 詳細は言えないが、我々は現在、この製品が次の段階に進むことができるかどうか確認するために研究調査しているところだ。
  • (次の段階とは、ARRI ALEXAやソニーF65のような、より伝統的なモーションピクチャーカメラのことか?) イエスだ。我々はそれを検討している。
  • (なぜキヤノンは一眼レフの4K対応が遅れているのか?) 消費電力と熱の問題を解決する必要があるためで、現時点で何ができるのか研究している。一眼レフはコンパクトにしなければならない。もし大きくなってしまうと、それはC300になってしまうからだ。
  • (キヤノンの一眼レフの動画で、ニュートラルとフラットのカラープロファイルがないことが批判されているが、一眼レフにCanon Logを採用するつもりはあるか?) イエスだ。我々もそれを検討しているが、どのレベルでLogが組み込まれるかは言えない。将来、我々の一眼レフにLogを搭載したい。
  • (α7SやNX1のような、ミラーレス4Kカメラへの参入は?) それらはとても有望な製品だと思うが、他社と同じことをしたいとは思わない。従って、もし、我々がそのような製品を出すとしたら、若干異なったものになるだろう。
  • (現在、プロフェッショナルクオリティのSTMレンズが無いが、将来L レンズやシネマEOS用のSTMレンズは登場するのか?) 可能性はあるが、USMとSTMは特性が全く異なる。従って、近い将来は、これらのレンズが引き続き独立して存在し、独立して使われ続けることになるだろう。

一眼レフへのLogの導入は、本格的な映像作品を制作している方には大いに歓迎されそうですね。4K動画に関しては、キヤノンはシネマEOS以外への導入が遅れていますが、消費電力と熱問題の解決が必要ということなので、次世代の低消費電力のデバイス待ちでしょうか。

また、4Kミラーレスカメラに関しては、キヤノンは他社と若干異なるアプローチを示唆しているので、どのような製品が登場するのか興味深いところです。