キヤノンがミラーレスカメラでトップシェア獲得を目指すことを宣言

ASCII で、キヤノンマーケティングジャパンの長期経営構想と中期経営計画の内容が紹介されています。

キヤノン強気の経営計画、「ミラーレスはまだ売れる」

  • キヤノンマーケティングジャパンは、2020年を最終年度とする「長期経営構想フェーズⅢ」を発表するとともに、その実行計画と位置づける「2016年~2018年中期経営計画」を発表した。
  • 「デジタルカメラやインクジェットプリンターなどの主要製品においては、シェアナンバーワンの実現および維持に取り組む。ミラーレスカメラは、現在、3番手の位置。まだまだ市場拡大の余地があるこの分野においても、一眼レフカメラ、コンパクトデジカメと同様に、トップシェア獲得を目指す」と宣言する。ここでは、エントリー層の拡大と写真愛好家の育成による「ステップアップ戦略の推進」、「ミドル機、ミラーレス機、交換レンズの商品力強化」に取り組む考え。
  • 八木耕一常務執行役員は、「2015年第3四半期および第4四半期では、かなりの台数のミラーレスカメラを出荷することができたが、まだ満足はしていない。2016年第3四半期、第4四半期に向けてミラーレスの市場が拡大すると予測している」とし、「ミラーレスカメラ市場におけるキヤノンのシェアは、一昨年は4位、昨年は3位。今年はぜひ2位を目指したい。そして、2位というのは、途中の目標。一刻でも早く、ナンバーワンの座を取りたい」と意気込む。

 

キヤノンはミラーレス機は、一眼レフに遠慮しているためか、なかなかハイスペックモデルや交換レンズが出てきませんでしたが、今後の計画で、ミラーレスでトップシェア獲得を目指すことを宣言しているので、これからはハイエンド機や幅広い交換レンズの展開も期待できそうですね。