DxOMarkにツァイスBatis 1.8/85 のスコアが掲載

DxOMark に、ツァイスの中望遠単焦点レンズ「Batis 85mm F1.8」のスコアとレビューが掲載されています。

Carl Zeiss Batis 85mm f/1.8 Sony FE: Creative contender

 テスト機はα7R   Batis 85mm F1.8   FE90mm F2.8G   Otus 85mm F1.4 
DxOMarkスコア 39 40 49
解像力 27P-Mpix 32P-Mpix 35P-Mpix
透過 1.8T 2.8T 1.7T
歪曲 0.4% 0.2% 0.2%
周辺光量落ち -2.3EV -1.4EV -1.3EV
色収差 5μm 2μm 3μm

  • Batis 85mm F1.8 は素晴らしい性能で、これまでにテストした85-100mmの中望遠レンズでトップ10に入っている。
  • 解像力は、α7Rでトップの成績のレンズと比べてもそれほど劣らず、F4からF11の間では高解像力で均一性に優れている。開放付近では中央は良好な解像力だが、周辺部は若干の落ち込みが見られる。
  • 周辺光量落ちは開放で-2.3EVで極めて大きいが、F4以上では良好になる。色収差と歪曲は良く補正されている。
  • FE90mm F2.8Gとの比較では、良い部分と悪い部分がある。FE90mm F2.8Gはどの絞り値でも素晴らしい解像力で均一性が高く、Batis 85mm F1.8 は開放からF4までは中央は非常にシャープだが均一性は低い。また、Batisは絞ってもFE90mm F2.8Gほどシャープにはならない。色収差に関してはBatisが若干優れている。周辺光量落ちは、Batisは開放では大きいが、F2.8まで絞るとFE90mm F2.8Gの開放よりも少し良くなる。
  • Batis 85mm F1.8 は安価ではないが、しっかりした造りと機能・性能を考えればコストパフォーマンスは良好だ。このレンズとソニーFE85mm F1.4 GM (入手でき次第テストする)との勝負が楽しみだ。

 

Batis 1.8/85 は、周辺光量落ち以外は全体的に優秀なスコアで、申し分のない性能のレンズという印象です。ソニーユーザーの方は、中望遠は純正のFE85mm F1.4 GMもあるので、選択に迷うところかもしれませんね。

なお、Otusのスコアはテスト機が異なるので、参考程度に見ておいた方がよさそうです。